家計節約上級編⑩SNS・動画サイトを見る習慣を捨てる～お金について考える

みなさんこんにちは、マーです。

今回の家計節約上級編はSNSや動画サイトを見る習慣を捨てるです。ここからは難易度が高すぎて私自身も完全に断つことが難しいことばかりです。できることだけ取り入れてみてください。

オールドメディアより強力な搾取者

お金を貯めるうえで障害になるのは人間の感情です。なんとなく新製品が出たからとか、身に着けてみたいとか、食べてみたいとか。人間を購買活動に走らせる最大の要因は、その商品の存在を知ってしまうことにあるからではないでしょうか。

テレビや新聞は万人受けしやすい広告を流すのであなたに多くは突き刺さらずスルーしやすいですが、これがSNSや動画サイトとなると話は変わってきます。何せ閲覧者の興味嗜好にあう記事や広告を厳選して表示してくるのですからそそられないわけがありません。

大量の情報を受け取り、時間を浪費して思考力が落ちてきた状態のときにピンポイント狙いの欲望喚起を矢継ぎ早に浴びせてくるのですから、通販サイトで無意識のうちに消費してしまいやすいのです。無意識とはいえ本人も納得したうえで買うのですから取引上は何も問題はないのですが、商品が手元に届いたとき、ふとこう思いませんか？

冷めた、と。

あれだけ欲しいと心動かされていたのに、手にした瞬間に冷め、虚しさすら感じてしまいます。それどころかさらに別の広告が表示され、次の獲物が欲しくなる始末。それを繰り返し続けた先に待っているのは、たくさんの心動かされないものたちと領収書の山です。

この無限ループに気づかないと、いくら稼いでもお金はちっとも貯まりません。

それあなたの意思じゃなくてAIが買わせてますよね？

SNSや動画サイトは一流のエンジニア達がたくさん集まって、1秒でも長い時間サービスを使わせるため、またスポンサーに有用な広告媒体と認知してもらうためのサービスを開発し続けています。あなたの投稿や閲覧時間など膨大なデータからAIを駆使してお勧めの商品情報を提供することで消費につなげやすくするのは当然のことです。言ってみればAIがあなたに営業活動をしているということでもあります。

とくにSNSとなると投稿時の見栄えを気にするあまり、本来買わなくてよかったものや体験にもお金を使いがちです。もちろん人生経験という意味では必ずしも無駄になるわけではありませんが、その瞬間を見せるためだけにお金を使うことは、ともすれば記憶に残らない浪費で終わってしまう可能性が高いです。とはいえSNSや動画サイトは情報取得の手段であり連絡手段でもあるので完全に断つのは難しいです。しかしその機能に振り回されてしまっては意味がありません。

もし振り回されていると思うなら、試しにフォロー数や登録しているチャンネル数を1割手放してみるのはどうでしょうか。

手放すのはやたら商品をアピールしてくるアカウントやチャンネルだけではありません。気が滅入るようなネガティブな意見を発する人、昔ほど興味を感じなくなってしまった人など、今の自分にとって時間を費やしてもいいと思えなくなってしまったときはそっと離れてもいいのではないでしょうか。これはお金を直接的に失うというよりも時間を失ったり思考力を奪われないようにするための1つの提案です。

自身が少し大人になったのだから、属する世界もちょっとだけ変える。そういうことです。