物の管理を考察する~お金について考える

みなさんこんにちは、マーです。

大掃除が近いこの季節、物の管理について考えてみたいと思います。

よく資産形成を促す動画サイト等では、不要なものは捨てたほうがいいと提言がなされています。私もこれは同感です。不要なものがあれば脳内の注意資源が奪われるために浪費が増えたり収納等の余計な消費が増えるからです。

ですが、その説明で家賃換算するといくらかかっているからその家賃分がもったいないという話がよくされがちです。お金に換算すれば説得力は増すかもしれませんが、私は管理コストをお金の面しか見ていない考え方だと思います。物を管理することでかかるのはお金以上に手間暇、つまり時間です。

例えば衣類。多くはクローゼットや衣装ケースに片づけますが、片づけた後に収納しっぱなしではありませんか?

大切に収納しているから問題ないかと思いきや、わずかな汗や皮脂汚れからシミや黄ばみを発見してしまうことがあります。また湿度の高い住環境下ではカビの発生もあります。そうでなくとも虫(ヒメカツオブシムシ)が発生して衣類の繊維を食べてしまいます。また衣類に限りませんが形あるものなので、何もしなくてもホコリが付着します。そう考えると博物館のように空調や湿度などをしっかりと管理できる環境でもない限り、衣類は価値が徐々に毀損していくものであると言えます。

収納術や修繕でなんとか維持管理もできるでしょうが、それには時間もお金もかかります。それはつまり、あなたの資産を失っていくということです。

衣類に限らず、あなたがたくさん収納しているものは、物の毀損だったり修繕のコストという形であなたが支払わされているのです。単に何畳分のスペースに要する家賃代だけだと思ったら大間違いです。

これ以上あなたの資産を失わないために今一度、家の中すべてを隅々まで見てほしいのです。衣類、紙類、食料品、家財品、日用品。形こそ手に入れた当初のままであってももう着られない、もう使えない、もう食べられないなんてものはありませんか?それはきれいさっぱり手放しましょう。

年末まで時間がありますが、年末だから大掃除をしなければいけないわけではありません。今日大掃除をしてもいいのです。私は降雪地域に住んでいるので、12月に凍えながら掃除をすることは嫌です。ですので、毎年10月~11月中に大掃除を行ないます。これなら大して厚着をしなくても体が動かせます。それは前述のとおり無駄な資産を払いたくないからです。

物をため込みがちな高齢者や汚部屋住人は「たくさん物があっても死なない」などという人もいますが、それは間違いです。「たくさんの物に少しづつあなたの資産を奪われていく」が正しいのです。それが嫌なら物を捨てましょう。

次回はFIREについて考えてみたいと思います。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

マー
マー

物があなたの人生を奪っていくこともある

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