FIRE実現に向けた貯蓄を考察する~お金について考える

みなさんこんにちは、マーです。

今回はFIREの実現にむけた貯蓄について考えてみたいと思います。

FIREのためには金融資産を持つことが必須です。つまり預貯金や有価証券など現金化が容易な形で保有する資産を持つことです。ただし住宅などの不動産は実物資産と呼ばれるもので金融資産とは異なります。住宅ローンを組んで自宅を購入した人にはぬか喜びさせてしまいますが、その自宅は金融資産ではありません。

さらに金融資産を運用して資産価値を上げていくことも重要ですが、それはまた以降のお話としましょう。まず運用以前に運用できる金融資産を用意することを考えましょう。そのためにはいくら貯蓄できるかがポイントとなります。

日本には15歳~64歳の人口7,413万人中、就業者は5,810万人(2022年 労働力調査)いることから、人口の78.3%、およそ8割弱が毎月給与所得を得ていることになります。そんな中で、私も含め貯蓄をいくら貯めればいいでしょうか。

ここで貯蓄率という指数で考えてみます。貯蓄率とは年間の手取り収入(臨時収入を含む)から貯蓄に回す割合を指します。仮に年収300万円とするとそこから所得税・住民税・各種社会保険を差し引いて年間手取り280万円となり、そのなかから仮に年間28万円を貯蓄できたとすると貯蓄率は10%となります。年間252万円、つまり1か月当たり21万円で生活できれば達成できる数字です。この10%とは名著「バビロンの大富豪」(初版は1926年刊行)でも示されていた数字で、まずFIREのために目指すべき数字といえます。

また蓄財の神様とも呼ばれた本多清六(1886年-1952年)は「月給4分の1天引き貯金」、つまり貯蓄率25%で生活せよとの考えを示していました。

私個人は万人向けとしては貯蓄率10%を勧めますが、FIREのためと考えるなら貯蓄率は35%以上をお勧めします。

この数字は単に前述の10%と25%の数字を加えたということもありますが、給与水準も低い地方だと年収300万円台の仕事ばかりで、それでも年間100万円を貯めようと考えたとき貯蓄率35%でほぼ達成(280万円×35%=98万円)できるからです。とはいえ貯蓄は本来金額で考えるべきものではないのですが、わかりやすい目安としてよい数字かと思います。これが夫婦共働きであれば貯蓄率50%を目指してもよいかと思います。

なかなか貯蓄率を上げようとすると大変ですが、そのために収入を増やし支出を抑えることは大事です。ひとまず収入を上げるより自分一人でも実行しやすい節約から実践してみるといいと思います。過去にいくつか記事を上げましたのでご参考ください。

次回は今回語れなかった貯蓄の壁、また具体的にいくら貯めるとどう変化するのかなどについて考えてみようと思います。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

マー
マー

貯蓄率10%を目指そう!

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