資産3000万円の壁を突破する~お金について考える

みなさんこんにちは、マーです。

今回は貯蓄額が3000万円を超えるために、どう行動すればよいかを考えてみたいと思います。

純資産3000万円は一つの最終目標

よく貯金の壁と言われるものに100万円、500万円、1000万円があります。ただこの数字は節目でしかなく、最終的に幸せに生き抜いていくためには本当はいくらでもいいのです。50万円だろうが300万円だろうが、はたまた3000万円だろうが構いません。ただ人間の心理として一つの通過点としてキリの良い金額を次の目標にしようということです。

また野村総合研究所で推計している「純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数」、いわゆるお金持ちピラミッドでは純金融資産保有額3000万円未満をマス層として定義していることから、一般大衆より富める金額として3000万円という金額を出しました。さらに言えば、生活防衛資金として仮に200万円を取っておき残りの金額で運用すると考えた場合、4%ルール(米国・トリニティ大学で研究された資産運用の考え方で資産の枯渇性が低い資産の取崩方法)に則れば年間112万円の不労所得となり、満額の老齢基礎年金より多い金額となります。もちろんこれでFatFIREできないでしょうが、SideFIREを後押ししてくれる金額だと考えます。以上から3000万円を一つの最終目標と捉えてみます。

現時点で私自身これは未到達なので書籍や動画サイトから得た知識をベースに考えてみると、ここに至るまでの壁を突破した時のように節約、収入増、そして資産運用を引き続き継続していくことで達成できそうです。ただ考えてみると1000万円でも大変なのにさらにその3倍も蓄えるのかと気が遠くなりそうですが、そこは投資の複利効果もあり貯蓄0円の時と比べて資産の増加速度が格段に増しているので問題ありません。

例えば1000万円を増やすことを考えてみると、毎月30,000円を積立投資するとして運用利回り年3.0%で計算してみると、初期投資額0円では1000万円到達に21年かかりますが、初期投資額1000万円にすると2000万円到達には13年、初期投資額2000万円だと3000万円到達まで10年と期間が短くなっていくことがわかります。そんなに待てないというならば毎月の入金額を増やしていくしかありません。それには貯蓄率を上げましょう。

エスカレーターの向きが変わると勝ち確

資産増加速度については面白い例えがあります。資産0円の時は何千段もある下りエスカレータを逆走して上っていくイメージ、資産1000万円あると上りエスカレータに乗って自動的に上っていくイメージ、そして資産3000万円あるとエレベータに乗って一気に引き上がっていくイメージと言われます。これは言いえて妙で、純資産額が少なければ労働し続けないと下がっていくし純資産額が増えてくると投資の力を利用できるようになるので労働量を減らしても資産は増えていくのです。もちろん短期的な資産額の下落はありますが、長期的にみると上記の例えに収斂していきます。

なかには高収入の仕事をしているので投資せずとも資産額は順調に上昇しているという人もいるでしょう。ですが労働収入から得た貯蓄のみではいつか働けなくなったとき下りエスカレータに変貌します。また貯蓄のみでは資産上昇速度は変わらず上りエスカレータにすら乗れません。言い換えれば終わりなき階段をひたすら上り続けるようなもので、いくら上って行ってもこれでは相当しんどいです。

それを防ぐためにも貯蓄優先から投資優先にシフトする段階が必要になります。そこで次回は資産保有額がどの程度になったら貯蓄優先と投資優先とを切り替えていくほうが良いのかについて考えてみたいと思います。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

マー
マー

純資産3000万円を一つの最終目標とせよ