貯金1000万円の壁を突破する~お金について考える

みなさんこんにちは、マーです。

今回は貯蓄額が1000万円未満の時にどう行動すれば1000万円貯められるかを考えてみたいと思います。

結論から言えば、それまでに培った節約・投資・副業収入を淡々と継続することです。当たり前の話ですがモノを買わなければお金は貯まりますし、インデックス投資で毎月積み立てていけば元本割れの可能性が低い状態で総資産額を増やすこともできます。副業はできるようならしてもいいしできないなら自炊や不要物の売却で少しでも実入りの多い生活を心がければいいです。

貯蓄界隈では「1000万円の壁」と言われ、金融広報中央委員会の調べによれば金融資産1000万円超は全世帯の31.2%しかいないことを考えると、多くの人にとって相当大きな壁であることは間違いありません。上記のようにコツコツと積み上げていくのが一般的ですが、それでも10年以上はかかるものと考えてみると挫折しやすい目標とも言えます。

実際に貯蓄1000万円を超えたとき、生活の上で何が変わるのでしょうか。結論を言えば、何も変わりません。1000万円あったとしてもローン無しで新築住宅を建てることは難しいし、高級車も車種によっては買えません。ではなぜ目指すのかといえば生きることが劇的に楽になるからです。

1000万円を貯めてみるとわかりますが、如実に物欲が無くなります。例えば駄菓子屋さんで販売されているお菓子を考えてみてほしいのですが、子供のころ、少ないお小遣いを握りしめて買い物に行っていたときは何を買おうかとても迷いました。しかし大人になった今、駄菓子は本当に欲しいものではなくなりました。味が落ちたとか自身の嗜好が変わったというわけではありませんが、いつでも買えると感じた瞬間、別に買わなくてもいいという発想に切り替わりました。極端な話ですが、これと同じような感覚で数百万円クラスの売価をつけているものもとくに欲しいと思えなくなるのです。いざとなれば買えるし、冷静に見てみればわざわざお金を積んでまで買うほどのモノでもないと気付けるのです。

また1000万円あれば人生を好転させやすいです。例えば中高年になってからでも転職という選択肢を持てるとか、生活防衛資金がある状況ですから容易に金融資本や自己成長に投資しやすい状況となります。これは嫌な仕事を続けなければならないとか、貯蓄が一向にたまらないといった無間地獄を脱出するきっかけづくりになります。年金受給まで頑張って稼ぎ続けるという選択肢もありますが、少なくともみんながみんな頑張って稼ごうとしているわけではなく、食うために仕方なく働いている人もいますし、むしろそういった方が多数派かと思います。

心理的にも現実的にも自分に余裕ができるのが貯蓄1000万円なのだと思います。私自身も1000万円は達成していますが、リストラされてもなんとかなると楽観的に考えられますし、余計な消費のために心がざわつかせられることもめっきりなくなりました。1000万円に到達する前もなんとなくこうだろうなと知っていましたが、知ることと体感できていることは雲泥の差があります。理念だけがあってもそれを維持できる資本が無ければどうにもならないのです。

資産額が7桁から8桁になるとずいぶん視界が変わります。たとえ生活の質は変わらなくとも、明らかに考え方は変わるし日に日に変動する資産増減額も大きくなっていきます。その分、雑に生きられないなとも思うし、少し余裕を感じられる、それが1000万円です。

次回はいよいよFIREが視野に入ってくる3,000万円の壁について考えてみましょう。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

マー
マー

1000万円で人生好転の入り口に立とう!

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