貯金500万円の壁を突破する~お金について考える

みなさんこんにちは、マーです。

今回は貯蓄額が500万円未満の時にどう行動すれば500万円貯められるかを考えてみたいと思います。

きっとこの記事を読んでいる方は、貯蓄できるようになってきたのになぜ500万円に壁があるのかと思うことでしょう。実際の経験から言えば、ゼロからお金を貯め始めて500万円が見え始める時に大型家電や自家用車の買い替えなど大きな金額を支出しなければならないイベントが続くことが要因の一つです。毎月5万円を貯め始めたとして100か月、つまり8年ほど経つと次の買い替え時期に当たるのです。もちろん買い替えを遅らせればいいのですが、そうするうちに故障率が高くなったり、自動車であれば新車登録から13年超で自動車税が重課されますので、買い替えたくないけれど買い替えようかとなりがちです。

大都市圏在住の独身者ならミニマリストとして家電も自家用車も持たないという選択はありますが、地方在住の家庭持ちならばそういうわけにはいきません。鉄道が1~2時間に1本とか、バスは1日3本で土日は運休なんて地域に住んでいると、自家用車を手放せと安易にアドバイスする人は他人の状況に考えを巡らせられない残念な人なのだなと思うようにしています。

とはいえ、やり方はいくらでもあります。家電は多機能を求めるより自分の時間を生み出せる時短家電を購入するとか、自動車に単なる移動を求めるだけの人であれば中古車とか維持費の安い軽自動車に替えるなど、求めるものを自分の時間やお金を生み出すモノにシフトするという方法です。

とは言いつつも、あくまでも自分にとって満足できるモノ、そして余裕をもって維持できるモノを買えればいいと思うので、何が何でも時短家電だの中古車にしろというつもりはありません。かくいう私も食器洗い乾燥機は持っていないし、乗っているのは軽自動車でなく小型乗用車です。食器は自ら洗うことで時間よりも心を磨くことに重点を置いているからですし、乗用車は自分が乗りたい車種だったので新車で買いました。蓄財業界の皆様からすればツッコミたくなるでしょうが、当の私自身が非常に満足していますしそれで家計全体で貯蓄率は50%以上を維持できているのでまったく問題ありません。

かといって何でもかんでも買えばいいという訳ではなく、結果的に500万円貯まらなくなるなら買うこと自体を考え直すことも視野に入れましょう。

相反することを書いているわけではなく、貯蓄額だけを追い求めてすべてのモノをケチ臭くするのもどうかということです。かといってこれを理由に身分不相応の高級品も買っていいのかということをしっかり自問自答してほしいのです。きっと欲しさのあまりに購入すべきと考えるでしょうが、その後の維持・メンテナンスに手間暇やお金がかかるのであれば、やはり見送るのも一つの手です。

自動車であれば貯まるまで次のモデルを待つということも検討してみたり、ライバル機種を探すとか、あえて買わないという選択肢も探してみましょう。一度500万円まで貯めてしまえば、その額以下のモノは買えるのです。そうするとかえって購入欲求が無くなります。考えてみれば当然で、いつでも安く手に入るお菓子を買わなくていいかなと感じるのと同じように、いつでも手に入ると思うとそのモノに心奪われずに済みます。お金持ちは余計なものを持たないといいますが、その気持ちがわかり始めるのが貯金500万円なのだと思います。

100万円を超えたら500万円を目指してみましょう。もちろん長い道のりにはなりますが、日々の蓄えを積み重ねることでお金持ちへの階段をのぼっているのです。家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)によると金融資産額500万円未満の世帯は全体の52.7%もいるのです。世の中の半分の人達は金融資産500万円を持っていないのです。ときどきは自分の満足するお金を使いながら、まずは貯金500万を目指しましょう。

次回は1,000万円の壁について考えてみましょう。そのあとはFIREが見え始める3,000万円の壁を考えます。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

マー
マー

金融資産500万円を目指そう!

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