FIRE実現を阻む壁を考察する3~お金について考える

みなさんこんにちは、マーです。

今回も引き続きFIREの実現を阻むいくつかの壁について考えてみたいと思います。

今回考えたいのは時間の壁です。平たく言えばFIRE実現には時間がかかるということです。

例えば今時点で無一文だったとして、勤労所得から毎月10万円ずつ貯蓄に回していくとします。すると年間で120万円貯まるわけですが、貯蓄経験が少ないばかりに少しでもたまったら嬉しくて散財してしまうとか想定外の家具家電購入とか冠婚葬祭費、あるいは「ご褒美」名目で浪費してしまい、1年たっても120万円貯まらなかったりします。貯蓄経験がないせいで貯まるまでの時間を待てないのです。だから一発逆転できそうな宝くじやギャンブルにつぎ込んで短時間でお金を得ようとしがちです。

貯蓄には順番があって、収入から支出を引いて残った分を貯蓄しようとしても残りません。以前書いた「パーキンソンの法則」のとおり、人間はお金をあるだけ使いたい生き物ですから、残った分を貯蓄しようとしても貯まらないのです。先取り貯金でやりくりしなければ貯めることはほぼ不可能です。

そうした貯蓄の習慣を理解したとしても、資産の増加スピードは変化しません。なぜなら貯蓄初期は生活防衛資金として貯めるしかなく、資産増加に効率的な投資が活用できないからです。

なので最初期は貯蓄習慣のなかった人が少額ながらも貯蓄を続け、ある程度の生活防衛資金を貯めてからは少しずつ投資で配当所得を得てそれで数千万円クラスを貯めていくという話です。少なくとも数年、多くは10年や20年の歳月をかけざるを得ないものです。

しかしそれでも明日にでもFIREしたいという人は多いです。投資の神様と称されるウォーレン・バフェットも「ゆっくりお金持ちになりたい人はいない」と発言しました。それはつまり、蓄財には時間を要するということです。それを焦らず待てるかということです。

短期間で蓄財できるなんてうまい話はありません。たとえあったとしても再現性がないか犯罪の可能性が高いのでお勧めしません。

次回は壁の突破方法、具体的には100万円の壁から突破する実践法を考えてみようと思います。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

マー
マー

資産形成を焦らないこと

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