みなさんこんにちは、マーです。
今回はFIREの実現方法について考えてみたいと思います。
狙えるFIREとは
前回、各種FIREの種類について考えてみましたが、それらの実現可能性を考えてみる必要があります。
目標は高くFat FIREと掲げたいところですが、人間とは欲深いもので贅沢しようとすればするほどいくらあっても足りないとなるのではないかと想定します。
仮に総資産1億円あったとしてもその時点の経済状況や自分の環境、また完全に自由となることでかえって社会と隔絶されたような心境で過ごすのは目指すところではありません。社会との隔絶という点で考えるとLean FIREも同様です。

えっ?終わり?FIREねらわないの?
お金と時間があってもつながりは欲しい
達成後の世界を想像しつつ、同時に陥りたくないパターンを洗い出して回避する手立てを講じていく必要があります。
FIRE達成後によくみられるのは、労働から解放されたのに社会的なつながりがなくなって何のためにFIREしたのかわからなくなる、という問題。
そう考えると、労働から完全開放されるFat FIREやLean FIREは意外に狙うべきではないFIREなのかもしれません。

「労働からの完全開放(完)」マー先生の次回作にご期待ください!\(^o^)/
いやいや、勝手に終わらせないでw
Side FIREあたりが現実的かも
そんなところからSide FIREやBarista FIREあたりがほどよいFIREなのかもしれません。
これであれば準備しなければいけない資産額もFat FIREより少なく抑えられますし、仕事を伴うので社会となんらかのつながりを保つことができます。
そう考え、私はSide FIRE、あるいはBarista FIREを目指しているところです。

「もうちっとだけ続くんじゃ」だったw
もう!ちょっとどころではないくらい続けますよ!
4500万円? お、おぅ……
ではいくら必要かという話ですが、人によって異なると思います。
ざっくりとした金額ですがもし年間生活費が300万円であれば4%ルールから考えれば、完全に労働をやめるためには純資産7,500万円貯める必要があります。
しかし毎月10万円を事業収入かパート収入で賄うとすれば、年間で必要な配当収入は180万円。これは純資産4,500万円でFIREできる計算です。

4500万円でもちょっと遠すぎる……
もちろん4,500万円あったとしても、それでも足りないんじゃないかと不安になってさらにFIREを遅らせる可能性はあります。
またそもそも4,500万円どころか100万円ですら貯蓄が難しいと感じる20代以上も全世帯の33%いる状況なので、そもそも夢物語にすぎないと諦める人も多いかと思います。

現実はなかなか厳しいね。
そうであっても退職や転職等で一時的に勤労所得を得ない期間を乗り切る余力を作るなど人生の選択肢を増やすために、FIRE実現にかかわらず貯蓄しておくことは生きぬくために重要です。
目先の年金受給額アップを追いかけない
若いうちから貯蓄にいそしんでおけば、FIREが無理でもFIRA60が視野に入ります。国内では高年齢者雇用安定法の改正で2025年4月1日以降に企業は希望者全員に65歳まで雇用機会を確保しなければならなくなります。
60歳代でも40.6%は金融資産保有額500万円未満しかありません(家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年))から、おのずと働かないと生活できない再雇用希望者が多くを占めるだろうと想像できます。

退職金をもらっているだろう60歳代でも500万円はちょっと厳しいかも。
下手すれば70歳以上まで雇用されないと生きていけない状況に陥る可能性もあるのです。
完全なるFIREでなくとも、年金受給可能となる65歳以前で労働から解放されるのなら、そういう選択肢が取れるように手を打っておくことは有益と思います。
繰下げ受給ばかりが正義じゃない
なかには年金受給額を殖やすために65歳を超えてあえて長く働くという人もいると思いますが、健康寿命で男性72.68歳、女性75.38歳(2019年厚生労働省)であることを考えると、増えた年金額で生活を楽しもうと思ってもすぐに体が動かなくなった、などという笑えないことも考えなければなりません。
それならば年金受給を60歳に早め、減った分の年金受給額を配当所得で補うという生き方を考えてもいいでしょう。受給額を増やして健康寿命を使い切っても意味がないのです。

お金があっても不健康じゃ意味ないよー
なので私の戦略ですが、実現性の観点から早めにFIRA60は達成して、そのあとは貯蓄と投資でSide FIRE、あるいはBarista FIREを狙っていきたいと考えています。
次回はFIRE実現に向けた貯蓄と貯蓄率、また貯蓄の壁についても考えてみたいと思います。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。

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