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> TIMESTAMP: 2026-02-15 07:27:41
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みなさんこんにちは、マーです。
今回は非常時の心構えについて考えてみたいと思います。
水や食料と同じくらい大切だけど、あまり語られない「心の防災」についてです。
非常時にいちばん先に削られるのは「体力」ではなく「判断力」
災害というと、水や食料、体力の話になりがちです。
しかし実際、真っ先に削られるのは「冷静に考える力」です。
実際に体験しないと正直ピンと来ないかもしれませんが、発災後の数日間は、襲い来る不安やいつもと異なる環境の影響から寝不足になります。
また、各メディアから発せられる正誤が入り乱れた情報量の多さに疲れます。

メンタル面で強力なデバフがかかるのね。
アイテムは事前に揃えておけますが、心を備えていても本番で完璧に動けるわけではありません。
それは人間のメンタルが弱いわけではなく、受け入れがたい現実と判断せざるを得ないシーンが矢継早に発生するため、あとで振り返ったときに「もっと良くできたのでは?」と思うことが多い、ということです。
そんなことから考えると、心構えとは非常時でも完璧に動くためのものではなく、「判断力が落ちる前提で生き延びる」ための準備なのではないかと考えています。
不安・焦り・怒り……災害時に起きやすい心の反応とは?
簡単に言ってしまえば、非常時で、さらに空腹も追い打ちをかけることが人間を「人でなくなる瞬間」に変えてしまいます。
考えてみましょう。
- 理由のない不安
- 些細なことでの苛立ち
- 他人への怒り
非常時に湧き上がるこうした感情は、本能的に「死を回避」とするため現れる人間の正常な防衛反応です。
もちろん、非常時だといってどんな感情を出してもいいわけではありませんが、同じ地域で同じく被災者なのですからその気持ちは痛いほどわかります。
(中には感情がエスカレートしてしまう人もいますが、それを肯定するつもりはありません)
ただ、そうした感情を態度に表そうとした瞬間に、そんな特性を誰もが持っていることをあらかじめ知っておくだけで、「今、自分はそういう状態なんだな」と一歩引いて見られます。
簡単に書きましたが、これは大事なことで、その理性すらもなくなる人が一定数発生しうるくらい難しいことです。
感情を爆発させることは、その周囲への雰囲気を最悪にさせるとんでもないマイナス効果があります。
会議中にいきなり激怒する人間のようなもので、その「お気持ち」表明が場を荒らすだけでしかないことを認識できていないのであれば、それはあなたがとるべき行動ではないと強く感じます。
「これからがほんとうの地獄だ」
やっかいなことに心が折れやすい瞬間は、発災直後よりその数日後にやってくるものです。

数日後?なんで?
数日経てば緊張も少しは緩んできます。
そのころには疲労も溜まりつつ、これがいつまで続くのだろうという問いが生まれます。
しかし先が見えないと、その「いつまで」の感覚が少しずつ心を削っていきます。
不慣れでストレスフルな避難生活を送りながら、終わりが見えない状態が続くのです。
これは相当しんどいものです。
つまり「心の備え」は、初動よりも「持久戦」を想定することが大切です。
暇になると他人と比べてしまう。それが悪循環の入り口。
そして避難生活は暇との戦いです。
人間は暇だと、どうでもいいことを考えがちです。
避難所を見渡してみると、他人の様子が目に飛び込んできます。
そんな他人と比べ始めたとき、メンタルは一気に崩れます。
「あの人は大丈夫そう」
「自分だけがつらい気がする」
その他人もきっと別の悩みは多々あるでしょうに、勝手に自分だけがつらいと感じるのです。

うぇ~……
比較は、静かに心を壊します。
非常時は特にその傾向があります。
人それぞれ条件も状況も違います。
比べる対象は他人ではなく、昨日の自分です。
回避するには暇つぶしにできるもの、例えば読書とかトランプとかがあるだけでも、全然違います。
あえて情報は断つ
災害時こそ積極的に情報を取りに行こうと書いておいてなんですが、情報を浴び続ける必要はありません。情報は「必要な分だけ」で十分です。
暇になってスマホで情報を取りに行こうとしても、想像以上にノイズが多いことに気づくでしょう。
避難情報とか天候とかが欲しいのに、ネットニュースを見ればそれ以外の情報が膨大にあふれています。
芸能関係のゴシップ記事なんかをいち早くつかめても、被災者のお腹はまったく膨れません。
もし情報を取りに行くなら、みずからルールを作りましょう。
「1時間に1回だけ見る」とか「夜は見ない」などといったルールです。
被災時でなくてもいいのですが、SNSやニュースとの距離を意図的につくることで、心の消耗を減らしていきましょう。

ちょっとした「縛りプレイ」って考えてもいいかも
近年、動画サイトの台頭による「メディア離れ」などと謳われていますが、
その原因はメディア以外の台頭によるものではなく、単にメディアが「ノイズ」しか発していないことがばれてきたからでしょうね。
非常時だからこそ休息を
避難しているときほど不安になり、人は何かをしようとします。
その発想、ちょっと考え直してみませんか?
前述のとおり、人間は暇な時ほどどうでもいいことを考えがちです。
しかし非常時こそ「何もしない時間」を意識的につくりましょう。
何もしないからといって「サボり」ではありません。
それは回復のための「戦略的行動」です。
余計なことをやろうとして徒労に終わったり、イライラして周囲の雰囲気を最悪にさせるくらいなら、自己回復につかったほうがよほど生産的ではないでしょうか?
以下のように事前に「心のルール」を決めておけば、被災時に無駄な体力を消耗することもなく、また加害的な行動をとることも抑えられるでしょう。
- 疲れたら休む
- イライラしたら距離を取る
- 判断に迷ったら一晩寝かせる

暇を持て余すたびになんかやらなきゃって思うんだけど、それが「余計なこと」だって冷静に判断できるってなかなかハードル高いよね
そう。それゆえ難しいし、判断力のにぶった非常時にしっかりとした「心のルール」は決められません。
平常時から決めておくこと自体が、立派な防災なのです。
「下を向くんじゃねえ!バレーは常に上を向くスポーツだ!」
某スポーツマンガでもそういってました。
つらいときだからこそ上を向くのです。
メンタル対策は特別な技術ではありません。
あくまでも日常の延長線にあるのです。
あるに越したことはありませんが、瞑想や専門知識がなくてもいいのです。
日頃から、情報を減らし、休める時に休み、そして自分の状態を言葉にして冷静に受け止める。
それだけで、非常時の耐久力は確実に上がります。
防災とは
防災は、ただ生き延びるためだけのものではなく、日常の自分らしさに静かに戻ってくるためです。
そのための防災グッズは大事ですが、心の備えはいちばん見えにくくていちばん大事な装備だと思います。
普段できることは、難しいことではありません。
- 少し考えておくこと。
- 少し余白を残すこと。
それはつまり、非常時に「正しい判断ができなくなる自分」をあらかじめ許しておく、ということでもあります。
それだけで、災害時の自分と家族を助けられるかもしれません。
次回は「クマ対策」について考えてみたいと思います。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。

予防的メンタルケアで備えよ
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