みなさんこんにちは、マーです。
戦略の階層を題材に、最後の階層となる技術について考えてみましょう。
努力に自己満足しない
ここでの技術とは、「自分を労働資本と見たときの商品開発(できるスキルを増やすこと)、スキルアップにはげみ、資格を取得すること。」を意味しています。
多くの人は戦略の上位層を考えず、技術獲得に躍起になりがちです。だからこそ自己啓発やら資格取得にはまる人が多いのだろうと思います。

そんな書籍多いよ?ビジネス書とか資格取得の本とか?
努力自体は悪いことではなく、その方向性は間違っていません。しかし努力していることで自己満足に陥っていませんでしょうか。
努力するにも時間とお金がかかるので、人生戦略の上位層と照らし合わせてずれていたり、また努力に見合わない成果しか得られないなら、辞める選択肢も考えなければいけません。

努力している自己満足か……
例えば資格試験。国家試験ともなると学習に1000時間超で合格率5%以下はザラです。
それに対し資格試験予備校に何万円も費やしたからとか学習に何百時間も費やしたからといってそのままズルズルと引きずりがちです。
これは「サンクコスト(埋没費用)の罠」と言われますが、未来の損失拡大を食い止めるためにどこかで線引きしないといけない場面は多々あります。

今の自分に何かを足せば稼ぎにつながると思うんだけどな。
スキルを増やすことは否定しませんが、そもそも人生戦略の上位層から大きく外れていないかとか、取得できなさそうな場合の撤退条件は決めておいたほうがいいでしょう。
こと努力となるとやたら礼賛したり精神論を振りかざす思考の人が多いですが、努力していることで思考停止していませんか?
やみくもに努力したところで時間とお金を空費してしまうのでは、立てた戦略を活かせないということにほかなりません。

スキルを増やすことから始めるってのは、あまり良い手ではないってこと?
「まずスキルを増やそう」ではないのです。最初にやるべきは戦略の最上位層「世界観」からしっかり練り上げていくことです。
次回はお金について考えてみたいと思います。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。

手段より目的を考えよ
生きぬく!研究所 
