みなさんこんにちは、マーです。
前回は戦略の階層を紹介しました。戦略と呼ばれるものには7つのフェーズがあって、そこをしっかり考えないとただのノウハウコレクターで終わってしまいます。
前述の戦略の階層から、私なりの解釈をまとめました。あくまでも一例なので、これが正しいとか絶対といったわけでないことはご了承ください。
No | 階層名 | 意味 | 私なりの解釈例 |
1 | 世界観 | 人生観、歴史観、ビジョン | 自分の存在意義とは何かを定義すること。 |
2 | 政策 | 生き方、方針、ポリシー | 存在意義に沿った行動、社会貢献を行うこと。 |
3 | 大戦略 | 人間関係、兵站、資源配分 | 自身の持つ時間や資金の計画、健康の管理、人間関係の構築・整理をして、行動に沿うように配分すること。 |
4 | 軍事戦略 | 仕事の種類、戦争の勝ち方 | 自身の得意・不得意分野を精査して、得意分野を活かすよう選択すること。また不得意分野を選択しないこと。 |
5 | 作戦 | 仕事の仕方 | いつ、どこで、どんな生き方や仕事をするかを選択・実行すること。 |
6 | 戦術 | ツールやテクニックの使い方 | 自身の強みを活かせる場所を選ぶこと、または作っていきつつ、得意分野を活かすこと。 |
7 | 技術 | ツールやテクニックの獲得、敵兵の倒し方 | 自身を労働資本と見たときの商品開発(できるスキルを増やすこと)、スキルアップ、資格取得を行うこと。 |
なかでも重要だと考えているのは、1の世界観です。
そもそも自身の存在意義からやるべきことややりたいことが明確にならないと、いくら高度な技術を持ったところで器用貧乏で終わってしまいます。
国内を見渡せば、やれスキルアップだ技術だと、レベル最下層を真剣に磨けば良いといった論調を唱える人が多いように思います。その結果、国内経済がここ30年間停滞していたのはもはや周知の事実で、いい加減それではダメだと気付かないと何も好転しません。それとも「あの夢もう一度」で、愚直に技術を磨けばなにか捲土重来できると盲目的になってしまってはいませんでしょうか。
最下層からボトムアップで考えても、やはりどこかで詰んでしまうと思うのです。やはり最上位層から考えるべきだと思います。
それを踏まえ、私の人生戦略を考えてみました。言うまでもなく、あくまでも私の場合なので、これがすべての人に当てはまるわけはないことはご承知おきください。考え方の一案です。
No | 階層名 | 人生戦略(筆者の場合) |
1 | 世界観 | 今を生きる人を助けていく。 |
2 | 政策 | 仕事や情報、自身の知見を活かして公私で社会貢献していく。 |
3 | 大戦略 | 時間や資金を定期的に見直し、最大化できるように都度作成、見直していく。 |
4 | 軍事戦略 | 上位層に照らしてみたときに余計な仕事・人間関係を減らし、また自身が優先すべき時間・人間関係を増やして、時間・資金を捻出する。 |
5 | 作戦 | 得意な仕事の割合を増やす。場合によっては自身の強みを活かす事業に転職する。金融資産への投資額を増やす。 |
6 | 戦術 | 得意分野のみで仕事をする。苦手分野から異動、あるいは転職する。 |
7 | 技術 | できるスキルを増やす、資格取得、スキルアップをはかる。 |
前述のとおり、最上位層が重要と考えております。代わりに最下層に位置する技術について記載しましたが、正直まったく重要と考えていません。いまから技術を高めても収入や余剰時間が増えるとは考えにくく、下手すればスキルアップが目的となり何のための人生かという根本的な部分が抜け落ちてしまうからです。手段と目的がごっちゃになってしまうことは何かやっているだけの陶酔感しか得られません。それはつまり、何もしていないということです。
この戦略は都度ブラッシュアップしていきますが、大きな考え方としては原則変えません。
次回は、1つずつ見ていきたいと思います。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
人生戦略をしっかり練ろう。