みなさんこんにちは、マーです。
戦略の階層を題材に、あなたの戦術を考えてみましょう。
ここでの戦術とは、「自身の強みを活かせる場所を選ぶこと、または作っていきつつ、得意分野を活かすこと。」の意味で、すなわち得意分野のみで仕事をする。苦手分野から異動、あるいは転職することを目的とした行動指針です。
そもそも戦術という言葉から、なんとなく身に着けるとよいものとか、響きがかっこいいとか、本来考えるべきところと大きく異なる受け止め方を持つ人が多いように感じます。
また「戦略」と同じだと誤解している人も多いです。ざっくり言えば戦略が進むべき方向性を指す言葉であるのに対し、戦術とはその戦略を具体的に実行するための具体策を指します。したがって、戦術より先に上位層である「どうしていきたいか」が明確になっている必要があります。
直前の上位層である作戦「得意な仕事の割合を増やす。場合によっては自身の強みを活かす事業に転職する。金融資産への投資額を増やす。」を具体的に落とし込むために、「得意な仕事」は何か。「自身の強み」は何か。「金融資産」とは何を指すか。など一つ一つに自分なりの考え方を織り込みながら定義していくことが先決となります。
得意な仕事は自分の経験した過去、例えば子供のころに好きで先生や友達から称賛されたことや自分が苦も無く成果を出せた仕事、あるいは他人より労せず進められた仕事を思い返してみましょう。些細なことでいいです。何か一つはあるのではないでしょうか。私は工作が好きだったのと、大学で情報工学を学んでいたこともありデータの加工や分析をしてもあまり苦ではなかったので、これらを活かせる仕事を「得意な仕事」と考えています。もちろん得意だけど好きではないなど感情的に好きになれないものもあるでしょうが、それでも得意であれば「得意な仕事」と考えていいです。
その考察の中で「自身の強み」もおのずと見えてくるものです。
最後に「金融資産」はいろいろ解釈があるでしょうが、私の場合は現預金・株式・投資信託・債権と定義しています。人によっては貯蓄型生命保険やポイントなども含める人もいるでしょうが、価値が増える見込みが薄いものを金融資産とするのは少し違うかなと思うので、私は定義外にしています。
すべて私の解釈なのでこれが正しいというつもりはありません。あくまでも戦術の参考例にしていただければ幸いです。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
子供のころ好きだったことを思い出してみよう。