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> TIMESTAMP: 2026-02-08 07:25:46
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みなさんこんにちは、マーです。
今回は「職場や外出先で被災したとき」について考えてみたいと思います。

「自宅外で」ってこと?
そうです。
自宅外での被災を想定しています。
防災というと「自宅で被災した場合」を想像しがちですが、実際には職場・通勤途中・外出先で地震に遭う可能性のほうが高い人も多いはずです。
今回は「徒歩帰宅」を軸に、外にいるときの備えを考えてみます。
世間は「自宅警備員」じゃない人が多い件
災害は、人間の都合とは無関係に起こります。
例えば、発災が平日の昼間だったらどうでしょうか。
仕事場や買い物、あるいは移動中など、多くの人は自宅にいないことが多いのではないでしょうか。

自宅警備員だって外出しているかもよ?……たぶん
なにが言いたいかというと、「いつもの安全地帯」にいない場所での災害対応を考えてみましょう、ということです。
帰るべきか否か
大規模災害が発生したとき、すぐに帰ることが正解とは限りません。
まず周囲を見渡してみましょう。
建物の安全性、周囲の状況、そして余震の可能性。
「帰宅」よりも「安全確保」を優先する判断が必要です。

そうなの?早く帰ったほうがいいと思うけど……
この時、とくに駅や商業施設内などたくさんの人が密集している状況を考えてみてください。
我先にと帰りだす人が少しでも現れると、パニックが発生します。
その群集に巻き込まれると、渋滞や「群集なだれ」が発生します。

2001年には幅6mの歩道橋で発生した群集なだれで、11名亡くなったよね……
自分だけ気をつけていても、こうした巻き込まれ事故を防ぎきるのは難しいため、周囲をチェックしましょう。
なるべく人が密集する道や時間帯を避けて動くか、あるいはどの道も危険なら留まるべきかを判断することが重要になります。

東日本大震災の時はどうだったの?
わたしの場合ですが、被災したときは自宅から40km弱離れたオフィスにいました。
建物内からやっと逃げ出したときは、コンビニで買えるような物もなく、駅前の道路はすでに大渋滞ができていました。
周辺を歩きながら写真に収め、出発は発災から3時間後。
渋滞で機能していない主要幹線を避け、ゆっくりと帰途についたため、いつもの3倍以上かかりました。
途中の県道では大きく陥没して通行できないなどで、裏道の裏道の、さらに裏道でないと通れない状況でしたよ。

そっか……クルマ通勤前提の田舎ならではだね
徒歩帰宅シミュレーションは「根性論」じゃない
では、通勤に鉄道やバスなどの公共交通機関を利用しているエリアではどうでしょうか。
災害報道では、鉄道・バスがストップし、タクシーには長蛇の列ができ、しかたなく徒歩で帰宅する被災者が映し出されることがままあります。

しょうがないじゃん、歩くしかないよ
「最悪、歩けば帰れる」と思っていませんか?
それは何kmを、何時間で、どんな装備で歩くのかを考えて初めて成立します。

うっ……
徒歩帰宅は気合ではなく、「それができる前提を満たせているか」の問題です。
「おそろしく長い道のり オレでなきゃ徒歩帰宅できないね」
実際に発災すると、そんなことも悠長に言えないと思いますよ。
例えば、みなさんはよく行く場所から自宅まで実際に歩いたことはありますか?

勤務場所やお店などでしょ……利用する駅は知っているんだけどな
勤務場所での話で進めますが、通勤距離を正確に把握している人は意外に少ないものです。
また把握していても、その距離を実際に歩けるかは別問題です。
仮に10kmだとしても、被災時は途中にガレキが散乱していたり、道路が崩壊して遠回りしなければいけなくなったりします。
「24時間マラソン」よろしく、きれいに舗装された歩道を、それこそ体調のサポートを受けながら移動するのとはワケが違います。
ざっくりですが、主な駅間距離を調べました。
これを徒歩でとなると、正直「無理ゲー」に感じる人が多いと思いますよ。
- 東京駅~横浜駅(神奈川県) 28.8km
- 東京駅~大宮駅(埼玉県) 30.3km
- 東京駅~千葉駅(千葉県) 39.2km
- 大阪駅~三ノ宮駅(兵庫県) 30.6km
- 大阪駅~京都駅(京都府) 42.8km

電車で30分程度だと思ってたけど、結構距離あるね。
これを革靴で、街灯が消えた中、人通りが減って、しかも途中の商業施設が使えなくて……という状況で歩けるでしょうか。

もう不安要素しかないじゃん!
靴・服装・カバンの中身が生死を分ける理由
さて、それでも徒歩で帰ろうとしているあなた。
それは素晴らしいですが、装備品はどうでしょうか。

いつものバッグもって歩くよ?
それはそうなのですが、衣類は着ているもののままだとしても、革靴やヒール、重すぎるバッグではありませんか?
普段は移動に問題がなくても、長距離歩行でその装備は大きなリスクになります。
「その日の服装や持ち物で帰れるか?」という視点も重要です。
とくに荷物は、少しの重さがその後の疲労と移動に大きくかかわります。
ティッシュやスマホ、それにペットボトル飲料などは欲しいでしょうが、化粧品や使わない紙類、また予備で入れている小物類など重量にしかならないものはいったん抜き出しましょう。

たしかに、いろんなもの詰め込んでいたわ。ちょっと手放すよ……
職場や外出先にあると便利な防災アイテム
置いていても支障がない人向けですが、もし歩きやすい靴やモバイルバッテリーが用意できるなら、それを職場に常備しておくというのも手です。
水や簡易食は水筒やペットボトル、あるいはお菓子類なども該当するので、バッグに忍ばせておくというのもいいでしょう。
とにかく「一晩しのぐ」ことを考えたアイテムを使えるようにしておきましょう。
コンビニ・自販機・トイレは使えるとは限らない
コンビニ、ネット、トイレ……。
災害時、便利なインフラほど、おそろしく早く機能停止します。
途中で何とかしようではなく、「途中で調達が一切できない」と考えているくらいで問題ありません。
「無事に帰る」より「生き延びる」判断を最優先に
そこまで考えて、帰宅自体が困難ならば「帰らない」選択をとることも考えましょう。
途中の真っ暗な中で動けなくなることは低温や防犯のリスクをいたずらにあげるだけですから、それなら施設内にとどまって夜を明かすことが最適解でしょう。
大切なのは「みんなが動くから自分も」ではなく、「自分にとっての最適解を見極めて生きる」ことです。

災害発生時の「みんなが動くほうに……」っていうあの群集心理が、いちばん曲者だね。
防災は知識よりも想像力です。
あなたも一度、自分の通勤や外出ルートを思い浮かべてみてください。
きっと「いつも通り」が実行できないことに気づきますから。
想像するだけなら、無料でできます。
あとは、その悲劇をどう回避していくかを一つでも実行していくだけです。
次回は「非常時の心の備え」について考えてみたいと思います。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。

いつもと違う帰途を想像せよ
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