みなさんこんにちは、マーです。
節約上級編の7つ目は本気以外の趣味を捨てることです。
その趣味、今でも愛してる?
節約に限りませんが、手放す行動を伴うものはどんなものでも心苦しいものです。今回は本気以外の趣味を捨てると銘打ちました。先に結論を書いてしまうと今の自分にとって夢中になれなくなった趣味を手放しましょうということです。
誰しも無趣味よりは多趣味のほうがいいです。なかには自分は無趣味だからと卑下する人もいますが、恥ずかしさから人前で言わないだけで誰でも好きなものやことは1つや2つあるはずです。
しかしその趣味たちは今でもあなたの幸福度や満足度に寄与しているでしょうか?
昔は楽しかったことも今では楽しめなくなったとか、同じ趣味を持つ人が周りにいなくなってしまったとか、最近だと物価上昇に伴って積極的に楽しめないとか、あるいはメンテナンスに手間暇とお金がかかるようになってしまったなどいろいろな理由はあると思います。
衣類やコレクション、使わなくなった書籍や機材など、またやりたいなと思いつつも結局やれないままに時間ばかり過ぎてしまう。そしてその感情から自己嫌悪になってしまいがちです。
愛が冷めた趣味は一度手放す
積んでしまった趣味たちを放置しておくことは、その趣味だけでなくあなたにとってもかわいそうです。「好きじゃないけど付き合うよ」といわれて喜ぶ人がいないのと同じで、趣味にしても「現時点で本気で好きじゃないなら好きと自称しないでほしい」と思うでしょう。あなたにしても「かつて好きだった」ことに執着していつまでも時間とお金を費やしつづけてしまっていませんか?
私にもあります。積ん読の本や作りかけのものたち。手を広げすぎてしまったためになおざりにしてしまったものたちがたくさんあります。でも泣く泣く捨てました。捨てないといつまでも自己嫌悪が続いてしまうからです。
愛が冷めてしまった趣味は勇気を振り絞って一度手放しましょう。本心から気に入っている趣味だけを厳選して残し、少しでも愛が冷めたら手放すか、もしくは「保留」と記した段ボール箱に一時保管するのです。そして保留段ボール箱は数か月後に見返してそれでも本気になれないと感じたなら手放してください。
これはあくまでも本気になれないと感じたからであって嫌いになったからではありません。本気で大好きな趣味に打ち込むための選択と集中です。真面目な方の多くは続けられないことや費やした時間やお金を気にして捨てられないとなりがちですが、「人並みで適当な趣味が10種類ある人」と「本気の趣味1つに全集中している人」のどちらが生き生きしているでしょうか?私は断然後者だと思います。
厳選するから節約できる
そうして厳選していく中で副次的な効果も表れます。
まず義務感が無くなること。これは趣味と称しているものはなんでもかんでも楽しまないといけないという謎の義務感をなくすことです。手を広げすぎて精神的に余裕がなくなってしまうものまで趣味にするのは終わりにしましょう。
趣味を厳選して深く楽しんでいけば、「にわか仕込み」から脱却できますし揃えたい道具や知識も厳選できるようになります。その過程でその他大勢だった趣味に漫然とお金や時間を割くこともなくなりますので、多趣味で手を広げすぎていた時よりかえってシビアにお金と時間に向き合うことができます。これが結果的に節約につながっていきます。
もちろん趣味によっては高額なものもあるでしょうが、それはその趣味の上級者になってから手を出してもいいのであって、最初は初心者・中級者向けから準備していけばいいのです。金額の大小にかかわらず、愛の冷めたあらゆる自称「趣味」に漫然と費やすのではなく本気で向き合える少数精鋭の趣味に全力で向き合いましょう。きっとそのほうが満足度が高く節約できるはずです。
次回の節約上級編は有り金全部使う病を捨てるについて考えてみたいと思います。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。

愛が冷めたら手放せ