【断捨離編③(捨行)】すべての執着にしっかり向き合うこと

みなさんこんにちは、マーです。

今回は断捨離の「捨」、つまり捨行(しゃぎょう)をかんがえてみましょう。

捨行とはすべての執着に向き合うこと

捨行とは不要なものや自分の地位など自分にまつわる執着を捨てることです。

あなた
あなた

ハイハイ捨てるでしょ?これがメインじゃないの?

世間でいわれる断捨離は、なぜか「捨てる」ことばかりをうたわれがちです。

確かに捨てないことには自分の持つ執着の総数は減らないのですが、それは断捨離の本質ではなくそこに含まれる一要素でしかないのです。ガンガン捨てたから断捨離完了となるわけではありません。

闇雲に捨てればいいと勘違いするから、家族のものを無断で捨てたり重要書類を捨てたりして後悔を生むのです。

あなた
あなた

家族のもの、勝手に捨てちゃダメだよ!

捨行とは「すべての執着に一つひとつ向き合うこと」

私の場合ですが、捨行とは「すべての執着に一つひとつ向き合うこと」だと考えています。

買ってきたものの包装とか消費期限切れの食材などはすぐに捨てますが、そもそもなぜそれを手に入れたかを思い出すということです。

本当に欲しかったもので必死にお金をためて買ったものだったり、在庫量がわからなくて重複して買ってしまったり、あるいはなんとなく物欲が刺激されて買ってはみたものの後で考えるとなぜ買ったかわからないなど、それぞれの購入動機を冷静に思い出してみるのです。

その物欲は一瞬の気の迷いだったんじゃない?

心の底から欲しいと感じたものであればいいのですが、それが見栄であったり価値がわからない、場合によっては在庫量がわからないなどの理由で手に入れていませんでしょうか。

あなた
あなた

たしかに、あったかも~

そうして手に入れたものは手放すほうがいいのですが、その際に買い物に失敗したと痛感するでしょう。

しかしこの失敗を自分で認めないと永遠に同じようなものを買い続けてしまいます。

つまり単に捨てればいいという話ではなくて、得る過程で本当に自分が心の底から欲しているものかどうかをしっかり考えなければ無限に捨行を続けることになります。

あなた
あなた

成功か失敗かしっかり振り返らないと成長しないよ、ってことね。

そこまで考えたうえで捨てることを実践していくのですが、具体的な手放し方は市区町村によったり、魂が宿るものについては社寺でのお焚き上げするなど個々にやり方は異なるのでここでは割愛します。

特に気を付けなければいけないのは、普段は全く意識してもいなかったのに手放す段階になって突然もったいないなどと考えてしまうことです。

「もったいない」と思うから貯まらない

結論から言えば、その「もったいない精神」を発揮しているからいつまでもお金が貯まらないのです。

あなた
あなた

「もったいない精神」がお金貯まらない原因なの?!

そうした方の多くは物が減ることで心配になるとか豊かでなくなると考えていますが、これは言い換えれば物に対する依存心や執着心が強すぎるということです。

そのため捨てられないし更に余計なものを増やしてしまう。そうするたびにお金や時間を失ってしまう。これは支出削減とは真逆の行動です。

吾唯知足(われただたるをしる)

捨行とはつまるところ、捨てることで足るを知るということです。本当の満足に気づけるから結果的に支出も削減できるのです。結論だけ鵜呑みにしてしまうと「ただ捨てればいい」「もったいなくて捨てられない」などと曲解して永遠に支出と闘わなければならなくなります。

あなた
あなた

京都にある龍安寺のつくばいにも「吾唯知足」って書いてあるね。

まず、自分のものの中で一日ひとつ何かを捨てましょう。

次回は断捨離の離行(りぎょう)について考えてみましょう。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

マー
マー

足るを知るために捨てよ