みなさんこんにちは、マーです。
断捨離を説いた話は多く語られますが、断捨離で重要なことは断捨離を継続させることです。
ここであらためて断捨離についておさらいすると、
- 断行:入ってくるものや欲望、あるいは悪しき習慣など自分にとって本当に必要ではないものを断つこと
- 捨行:不要なものや自分の地位など自分にまつわる執着を捨てること
- 離行:物質や人、考え方など自分が何らかの執着を持っているものすべてから離れること
となります。もちろん断捨離をしたから良い人生で、断捨離をしないからダメだというわけではありません。ただ断捨離をし続けたほうが生きるうえでのストレスが軽減するのでとても生きやすくなると感じています。
突き詰めれば「ミニマリズム(必要最小限まで絞り込むライフスタイル)」にもつながっていくと思いますが、どこまでできるかは人によって異なりますので、極端なミニマリズムの追求よりはあえて「シンプル(簡素的)に生きる」をテーマに生活したほうが支出削減になると思います。(できる人はミニマリズムを追求してください)
ではどうすれば断捨離を継続できるかと考えたときに、私が考えるのはこまめに掃除することです。
そう聞くと、家族の誰かとかお掃除ロボットがやってくれているからとか大丈夫という声が聞こえそうですが、そういう意味ではありません。みずからが汗を流して一つ一つ手に取り、汚れを落とし、自分にとって大切な存在かを問い、その結果、取捨選択を重ねるという意味です。つまりこれは生活空間にあるものすべてや人間関係、電子情報などすべてのものを対象にした掃除を続けることです。
とても泥臭いですが、そうすることで多くの気づきが得られます。それは自分が心の底から好きだったことや、本当に大切にしたいもの、また意外と自分はすでに多くのものを手に入れているということも気づくと思います。
例えば学生時代にやった自由研究の資料とか、お金のない時代に買った書籍、場合によっては存在すら忘れていた自分宛ての手紙などさまざまなものを発掘するでしょう。そこでただ掃除して汚れを落とすだけでなく、それを始めて手にした時を思い出してみるのです。自分の心と対話するイメージです。そこで何か感じるものがあればそれはあなたにとって大切な存在であり、そうでなければ手放しても問題ないでしょう。
物で言えばアマゾンやスーパーマーケットをお金を払って引き出せる巨大な倉庫と考えれば自宅に大量のストック品を置いておく必要はなく、強いてあげれば必要な家具家電と防災用品、それと消費財があれば生活はできるのです。
使っていないものや似たようなものをたくさん持っていることに気づかされたりもします。例えば多くの女性は着ていく服がないと仰いますが、決してそんなことはなくクローゼットに服はたくさんしまわれていたりします。服はたくさんあるのに本当に着たい服がないという状態で、それはつまり今の自身にとって大切ではない存在に支配されている状態とも言えます。そうして新しい服を買ってもすぐに飽きて次の新しいものを求めるのです。それは無間地獄です。
服に限らず存在は多くあるのに心は豊かではないのは、大切ではない存在が多くありすぎてそれらに支配されている状態とも言えます。だから消費してしまい飽きてまた消費する。ずっと消費し続けるのですから小手先の節約術なんかで支出を削減できません。その繰り返しを断ち切るために断捨離が必要なのです。
年末の大掃除には早いですが、本格的に寒くなる前に次回は掃除について考えてみましょう。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
断捨離を継続させよう!