みなさんこんにちは、マーです。
しばらく断捨離について語ってみましたが、一人ひとり置かれている状況や考え方は様々で、そんなに断てたり捨てたりが出来ないという人も多いかと思います。そんな方には掃除をお勧めします。
掃除がなぜ支出削減につながるかという話ですが、視覚のノイズを減らすということと物の管理をなくすことの2点が支出削減に効果的だからです。
視覚のノイズが増えることでいつかは片付けなければとストレスを感じ続け、それを消費で解消しようとする心理が働きやすくなります。またそれらを管理したりきれいに並べようとして収納を購入したりすることもあるでしょう。つまり視界に入るあらゆるものに対してなんらかの意識が働き、それが散財を誘発するのです。
さすがにゴミを見て何かを買う人はいないだろうと思いたいところですが、そうしたゴミだらけの環境になると今度は自身の考える気力が奪われていったり自身の欲望を抑えることが苦手になっていきます。そうなると支出は削減どころか天井知らずに増えていくばかりとなります。
だから掃除はこまめに行いましょう。
年末の大掃除の時季でなければ掃除できないわけではないのです。活動しやすさや汚れの落としやすさから考えれば、むしろ寒い時期よりそうでない時期のほうが適しています。
掃除の詳細なやり方についてはたくさんの方が記載しているので、基本的な考え方をまとめておきます。
- 家じゅうすべてを一気にやろうとするのは想像以上に時間がかかり心が折れるので悪手である
- 棚一段とか机の引き出し1か所など、ひとまず見える箇所一部分だけを完全にきれいにする
- そこにあるものをすべて出してきれいに掃除する
掃除は局地戦を繰り返すことだと考えます。短時間でもいいから自身できれいにできる場所1か所にたまっているものをすべて出し、出したものはすべて自分に問いかけ取捨選択をしていくのです。
問うのはただ一つ、これからの人生でこれは本当に自分にとってなくてはならないものか、ということです。
それでも判断に迷うものは多いです。なんとなく使うかもとか体面上捨てられないというのはいったん捨てずに保管でもいいですが、慣れてくれば昨日まで存在を忘れて生活していたのだから無くても支障ないことに気づくと、よほど貴重なものや重要な書類などでない限り、たいていのものは捨てていいと判断できます。
はじめは捨てることへのもったいなさを感じます。しかし慣れてくると、持ち続けることで奪われる時間やお金を次第に考えていくようになるので掃除がはかどっていきます。最悪の場合でも、買いなおせばいいのです。
重要な書類であるとか二度と手に入らない思い出の品物ならば捨てる必要はありませんが、手放してよいものは決して少なくないはずです。
手放すということはつらいことですが、手放した分だけ支出削減となり、蓄財につながります。それを積み重ねると、最終的には自身に言い訳する人生から離れることを意味します。つまりやる気が起きないとかお金がないなどといった、言い訳の余地をなくしていくことです。
物がない環境というものもいいものです。
禅寺のようなものです。雑多なものが多いといろいろな意識が奪われますが、雑多なものが少ないと一つ一つの存在自体に感謝することができます。
ものの多さで豊かさを感じるというのは実はものすごく古い価値観で、それに縛られると支出のために稼ぎ続けなければいけなくなります。そんな縛られた生活は一刻も早く卒業したいです。
とはいえ支出がなければ生活できないのもまた事実です。少しでも自分の納得できる支出について考えてみたいので、次回はキャッシュレスや幸せなお金の使い方などを探ってみたいと思います。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
物がない気持ちよさを味わおう!