転職を考察する~お金について考える

みなさんこんにちは、マーです。

今回は転職を考察してみたいと思います。

私自身、転職は8回経験しており他人より多いと思います。勤めていた会社の倒産や自身の心身不調だけでなく、契約期間満了による退職など多く経験してきました。また私自身、いわゆる就職氷河期世代ということもあり、順風満帆な社会人生活とはいいがたいと思うこともしばしばあります。そこでわかったことは、転職とはリスクを把握して立ち回っていれば怖さは和らぐものである、ということです。

正直、文句を挙げればきりがありません。経済の低迷した平成時代に新卒として社会に出ざるをえなかったり、それに対して国や自治体の補助があるわけでもなく、そして現在になれば人手不足のくせに採用年齢にこだわるあまり転職がしにくい。年功序列、終身雇用も崩壊し、長いこと思うように昇給しなかったなど、いわゆる「自助努力」ではどうにもならないまま現在に至る。そういう時代を歩まざるを得なかった自分や同士に対してねぎらいの言葉こそかけても「自己責任」の一言で突き放す方はものの見方がまったく足りていないと感じます。

かといって、不平不満を並べても何も変わりません。今持っている手持ちのカードで生きていかなければならないこともまた事実です。

おそらく普通の人であれば、ここで頑張って手持ちのカードを増やし、できる限りの支出削減と収入増加、そして投資運用益を得ていこうと提言するでしょう。これは私も正しいと思うし、実践しているところです。

ただし他者と同じことを言ってもつまらないです。私なら、ただ生きぬくだけでなくもっと自由に立ち回ってもいい、と言いたいです。もっと言えば、法を犯さない程度に自由に立ち回ることで、私達の本当に厳しい時代に支援せず、少子化で経済の衰退を食い止められなかったすべての人達に逆襲してやろうではないかとさえ考えています。あってないような支援などお断りです。

そんな立場から転職を考えてみます。正直言えば求人数だけはたくさんあります。しかしそれは労働時間が長いわりに所得が少ないとか、各種ハラスメントが横行していて労働環境のよろしくないいわゆる「ブラック」な業界が多数あるからです。今までは安い賃金でも募集をかければそれなりに集まりましたが、仕事に対して熱意や職場に愛着を持てない人が多く(※)、また転職市場が広がってきたこともあり、退職や転職を選択する人も増えてきました。(※2023年 米ギャラップ社 グローバル職場環境調査によると日本では仕事に対して熱意や職場への愛着を示す社員の割合が5%(2022年)でした。世界平均の23%に比べると圧倒的に少なく、調査した145か国中最下位 リンク元

よほど好きならば別としてもブラック業界に転職したところで、また再転職するのがオチですから、後悔しない転職をしたいものです。そのための手法として転職エージェントを活用するというものがあります。

以下、私の経験則なので印象論であることは否めませんが、それでも書きます。ハローワークはブラック業界の求人が多いです。これは求人を無料で掲載できること、基本的には求人掲載を断らないこと、また掲載審査が緩いなどから玉石混交、なんなら「石」ばかりの求人になりがちです。基本的にハローワークは雇用保険の基本手当をもらいにいく場所としか考えていません。

求人フリーペーパーは企業がお金をかけて載せるのでまだマシですが、人手不足の業種ばかりが載せられている印象です。そして私の地元だけかもしれませんが時給や日給など非正規に近い働き方の求人がたくさん載せられています。転職サイトも同じような印象です。

最後に転職エージェントですが、企業がお金をかけるのと、相性にもよりますがエージェントが親身に転職をサポートしてくれる場合が多いので転職がうまくいきやすい傾向があります。ただし、転職エージェントが持っている業界や会社リストから当てはめてこようとするので本当に就きたい仕事になるかは何とも言えません。とはいえ、何も考えずに退職すると何をしてよいかわからずに時間だけ空費するので、エージェントと相談しながら転職を進めることで今より労働環境改善や収入増加を見込めるでしょう。

またお金も大事です。在職中に転職先が決まればいいですが、多忙な中で履歴書や職務経歴書を何度も書き直し提出しては面接すらも行わせてもらえずということを何十回何百回と繰り返すのは本当にしんどいです。退職すればその時間は容易に確保できますが、そうなると減っていく預金残高とにらめっこするしかなくなり、これはこれでもっとしんどいです。つまり数か月、場合によっては年単位で働かなくてもよい資産があるかがカギとなります。

ここぞというときに退職や転職によって働き手が減ることで、経済界が困ろうが少子化が加速しようが知ったことではありません。だってそれ以上に大変だった時代に「自己責任」の言葉で突き放されたのですからね。人手不足や経済が回らなくなった原因は国や経済界の「自己責任」にあるのです。

さて、ここまで書いてきていますが、転職は生き延びるための資産を殖やす、もしくは極力減らさないことが目的だと思います。そこから考えると、すでに生き延びるだけの資産があれば転職はいらない、と考えることもできます。そもそも転職自体が誰かの労働者になることであって、給与収入が絶たれれば生きていけないことは変わらないのです。あくまでも金融資産を維持し増やすための一手段が転職なのです。

労働所得だけで生き延びようとしても働けなければ意味がありません。金融資産からの所得を増やして働かずにお金を得るFIRE状態を作っていきましょう。

次回はFIREについて書きたい……、ところですが、年末の大掃除が近づいてきたので、ものの管理について考えや思うところをまとめてみたいと思います。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

マー
マー

場合によっては転職で労働環境を変えてみよう!

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