みなさんこんにちは、マーです。
r>g(「寝ながら資産運用で得た富」>「毎日汗水たらして働いた稼ぎ」)
収入を増やすことについてですが、本音を言えばあまり効率的でないので私はお勧めしなくて良いと考えています。

いきなり言っちゃった!
トマ・ピケティ氏の「21世紀の資本」によれば「r>g」の話、すなわち「資産運用により得られる富は労働によって得られる富よりも成長が早い」の法則からすれば、資産を活かすことに注力したほうが良いからです。
考えてもみてください。毎年定期的に昇給があったとしても月額数千円とか数万円くらい程度のものです。会社によっては昇給なしというところも多いでしょう。
それならば株式投資で値上がり益や配当収入を狙ったほうが結果的に収入額が増えるのではないかと思います。

昇給めざしてがんばっても、苦労の割には「これだけ?」って感じることあるよね。
自己投資は魅力的だけど、それは手段であって目的じゃないから
ここで言っておくと、勤労収入を増やすための自己投資(スキルアップや作業環境に関する投資)を否定する意図はありません。
仕事で自分の付加価値をつけて成果を出したほうがあなたに対する仕事への信頼度につながりますし、それが新しい仕事につながるタネ撒きになるからです。むしろ仕事で稼ぐための自己投資は積極的にすべきだと思います。

自己投資はいいのね。
ただし収入を増やすという視点で考えると勤労収入を増やすには限界がある、ということです。
自己投資に走り始めると最初は良いのですが、成果が得られなくなっても辞め時を失って続けてしまう問題があります。つまり自己投資が目的化してしまうのです。

自己投資におぼれるほど、自己陶酔にもおぼれるのね……
投資ですから回収できなければ手を引いたほうがいいのですが、サンクコストに囚われてしまったり自己陶酔感が邪魔してダラダラと続けてしまいがちです。自己投資するなら、しっかり出口戦略を描きましょう。
ビジネス書は労働者階級向けのマイルドドラッグ

あれ?出版業界にケンカうってる?
ケンカうってませんよwこう書くことで自己啓発本マニアに気づきを得てもらいたいのです。
とがった表現になりますが、そもそも自己投資や仕事術などといったビジネス書が大量に出回っているのはそれだけ労働者階級が多い証拠であり、たくさんの労働者階級にやる気を持たせ自己陶酔感を与えておけば、革命など起こさずにしっかりと働き続けてくれます。

おとなしく働かせて労働者同士を競わせ、利益を上げ、徴税がすすむ。それで得するのは……(ゴクリ
あなたを労働者側に居させ続けることで喜ぶ人たちがいることも知っておいたほうがいいでしょう。
もし労働者側で居続けたくない場合は資本家側に回るしかありません。そうでなければ終身労働確定です。

今日はいつになく攻めますねぇ……
他のビジネス書でうたわれる「お勉強しましょう」には限界があり、いくら身体に良くても過剰摂取は身体を壊します。私が勤労収入を増やすようなことを積極的にお勧めしないのは「気づかされない過剰摂取を避けてほしいから」です。
そもそも管理職が罰ゲームといわれるこの時代に
それでも収入を増やすことを考えるなら、転職や独立を視野に入れたほうが良いと思います。
昇進や資格手当を狙っていく方法もありますが、成果より経営者の好みで役職を決めていくような人事評価が全く機能していない企業も多いです。

なんだか終わってるなぁ
資格にしても合格レベルの知識にありながら珍問奇問で落とされる運要素の強い社会保険労務士試験みたいな試験などもあり、真摯に努力したところでそもそも報われないものも多々あります。
人生の時間は有限ですからある程度の損切りは必要です。

昇進しても天国とは限らない、ってことね。
今は転職エージェントも多くあり、また副業解禁も増えてきています。
あなたの強みを活かせる業種や好待遇の会社を選んだり、公務員でなければ副業することはなんら問題ありません。
花咲く場所も変わってきている
終身雇用はすでに崩壊しているのですから、しがみつくばかりが最善とは限りません。もちろん働く人がいることは尊いことで、それを悪く言いたいわけではありませんが、そうした労働者が報われるかどうかはまた別のお話だということです。そこはご理解ください。
「置かれた場所で咲きなさい」はすでに過去の話です。今は「しっかり咲ける場所を探しなさい」の時代です。

その本は2012年発行。さすがに時代も変わるか。
次回は配当収入を増やすことを考えてみたいと思います。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。

勤労収入だけに頼るな
生きぬく!研究所 