みなさんこんにちは、マーです。
今日はFIREを推進するための強力な資産について考えてみたいと思います。
すべてにお金が必要だけど、お金がなくてもうまくやる方法はいっぱいある
さきに結論を書いてしまうと、「お金そのもの」よりも「お金を使わなくても暮らせる仕組みや環境」が強力なFIRE資産になる、ということです。
「Retire Early」とあるくらいですから、早期退職したあとでも持続できる生活を送れることが重要になります。
それにはお金は当然のこと、コミュニティでの人間関係やあなたの健康も良好であるかなどトータルで考える必要があります。
1.何はさておき住居費!「こどおじ」「こどおば」は最強(住居費の意味で)
よくネットでは叩かれがちな「子供部屋おじさん・おばさん」(こどおじ・こどおば)。
この言葉は「社会人になっても実家で親と同居し自室を子供の頃から使い続けている独身者」を揶揄するネットスラングですが、住居費で考えるとFIRE推進に極めて有利な状況です。
どう考えても住宅ローンや賃貸より負担額がゆるいでしょうから、蓄財スピードは最強の部類に入ります。

やむなく実家暮らししている人もいるよね?
もちろん経済的要因や介護等で実家暮らしを余儀なくされている方もいらっしゃると思うので、その状態を不満に感じている方も多いと思います。
その状態は言い換えれば、FIREするための資産形成として絶好のタイミングでもあるということです。
それは諸刃の剣~こどおじこどおば最強説にひそむリスク
家賃や水道光熱費を親が負担してくれる反面、デメリットもあります。
ひたすら独立を促され続けますし、親への過剰な依存から独立できなくなりやすい、場合によっては親が過保護になりすぎてしまうリスクもあります。
やはり、いいことばかりではありません。
2.理解ある家族の協力、これってなかなか忘れがち
「定年まで働くのが正義」と考える家族がいると、FIRE後も厳しいでしょう。
お金はあるし働かなくてもいいのに、FIREさせてくれない。
FIREに向けて資産を蓄えて自由に生きようとしても、家族の理解が得られず労働者でいつづけるのは苦しいものです。
理解ある家族がいるだけで、FIREは捗ります。
3.住居相続は強い
相続と住む前提の話になりますが、住居を相続してしまうというのもFIRE推進の強力ないち選択肢です。
固定資産税の支払いや修繕費の積立が発生してしまいますが、それでも毎月の住宅ローン返済や家賃を考えなくて済むというのは非常に大きい。
親や配偶者の理解、自分がその引越しに納得できるかなど課題は多いですが、すべてクリアできれば強力なFIRE推進資産になります。
4.野菜はコミュニケーションツール!無料プレゼントじゃない!!
以降は都心部より地方でのお話になります。
地方では野菜を栽培している家庭も多く、収穫時期になるとおすそわけしてもらえることもあります。

やった!野菜タダじゃん!!
これを真に受けて「地方移住は野菜がタダでもらえる」などと本気で勘違いする人もいるのですが、そうではないのです。
あくまでも「野菜を介したコミュニケーション」であって、「善意から野菜をばらまいているわけではない」のです。
それにもらいっぱなしではなくて、別の食材や力仕事など別のかたちでお返しするものです。

お返しのシーンってなかなか語られない。テレビだともらうシーンばっかり。
「野菜を受け取る」シーンだけを都合よく切り取ってそういうものと誤解すると、「ギブしないでテイクするだけの人」と受け取られます。
そしてそういうマイナスの情報は特に田舎ほど早く伝わるものです。光回線など比べ物にならないくらいの速さです。
都会にお住まいの方は考えてみてほしいのですが、近所に引っ越してきたばかりの見ず知らずの隣人に野菜をあげますか?しないでしょう? つまりそういうことです。

そんなに甘い話じゃなかった……
わかってもらえて何よりです。
なにごとも「ギブあってのテイク」なんですよ。
どうしても野菜を安く手に入れたいなら家庭菜園からはじめましょう。
5.地域コミュニティも大事。一人で生きるには……この世界は寂しすぎるんだ。
地域コミュニティも大事です。
田舎だと集落ごとに草刈りや「どぶさらい(側溝掃除)」を行なったりするイベントが定期的にあります。
田舎独特の面倒くさい隣人もないとは言いませんが、ご近所づきあいや顔見知りが多いことで、困ったときに助けてもらえます。
DIYや農作業のノウハウを共有できる知り合いが多いことも、FIREしても生きていくための大切な資産です。

ほかにも健康や住環境、働きたいときに働ける人的資産……もはや「生きるための総合試験」だよね?
そうです。
冒頭に書いた『「お金そのもの」よりも「お金を使わなくても暮らせる仕組みや環境」』を構築できるのが、FIRE推進の強力な資産になります。
もちろんFIREねらいじゃないにしても、生活を少しでも快適にする行動として実践することはあなたにとってとても有益だと思います。

面倒だなぁ。ひっそりとFIREしたいよぉ。
もちろん一人で悠々自適に生活できるのもFIREの良さとは思いますが、コミュニケーションがない生活は誰にとっても厳しいものです。
お金があってもつまらない、そんな状況に陥らないこともFIREを考えるうえで忘れてはいけません。
次回はサバイバル能力について考えてみたいと思います。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。

「お金を使わなくても暮らせる」を追求せよ
生きぬく!研究所 
