みなさんこんにちは、マーです。
貯蓄率1.5%?!
先日驚くべきニュースが入ってきました。2023年度の家計貯蓄率が1.5%と3年連続で低下した(日本経済新聞2025年1月4日 17:00付)と報じられました。家計貯蓄は家計が得た可処分所得のうち消費支出に回らずに手元に残った額を示すので、貯金できずにほぼ使い切る家計が世間の大多数なのです。
正直、生き抜くためには少なすぎる貯蓄率です。1.5%とは可処分所得1か月分貯めるのに67か月、つまり5年半もかかる金額です。全く貯蓄できていないよりはマシと言えど昨今の物価高を考えれば、貯蓄できていないのと同義です。
今の時代、使っていない電気をこまめに消すとかスマホを格安SIMに乗り換えるとかそういった温い節約ではもはや貯蓄できないのです。それを時代や政治のせいだと一蹴するのは簡単ですが、そうしたところでどうにも変わりません。ならばどうするか、たくさん稼ごうにも時間は有限ですし、投資しようにも元手がないでは豊かになりません。そこでいっそのこと節約に全振りするのはいかがでしょうか。
以後、複数回に分けて節約方法をまとめます。この中には実践が難しいと感じる内容もあるでしょうし、私自身もできていない項目も登場します。これは全部実践してくださいということではなく、できる人ならば行なってみる価値があるというものです。節約マニアの中には精神的に苦痛だけど1円を捻出するために頑張るのが好きという方もいますが、私自身は反対です。目先のお金のためにあなた自身の心や健康、また時間を奪っていく節約は良い節約とは言えません。生活環境や同居する家族、あるいは趣味嗜好によってできることできないことは人それぞれです。劇薬ばかりですが、それぐらい追い込まれているならばやってみる価値はあります。ただしできることだけ行なってみるというのを強くお勧めします。
3食食べない
今回は3食習慣を捨てると記載しました。先に言ってしまうと節約上級編としてやることは大きく3つあります。一つは習慣を捨てること、次に物を捨てること、そして最後は家族とともに実践することです。「それができたら苦労しない」と言われるでしょうが、それぐらいしないと貯蓄ができない、つまり生き抜くための難易度を下げられないのです。未来のために今からできることを進めていきましょう。きっと数年後に見える景色が変わりますから。
さて、3食習慣についてですが、これは朝食か夕食を抜くということです。いわゆる16時間断食というもので医学博士の青木厚氏が提唱した「1日の中で食事をとらない時間を16時間連続で作る」という方法です。同氏の著書『「空腹」こそ最強のクスリ』に則って私も1年続けたところ食費を下げただけでなく自身の体重も10kg以上痩せることができました。考えてみれば単純な話で3食食べなければいけないという習慣をしなければその分お金は使わず体重は減らせるという訳です。(成長過程にある未成年は除きます)
今でこそ週に1~2回に頻度は落としましたが、長期出張などで朝昼晩と私自身のペースで食事できるときは毎日実践していました。しかしこの節約のきついところは初期に猛烈な空腹に悩まされることです。書籍の中では耐えられなければナッツやヨーグルトならば口にしてもいいとあるのですが、それでもきつい。そう言いながらも数日すれば少しづつ慣れてきます。貧しい人生を何年も耐えるのと数日間の空腹を耐えるのではどちらがつらいでしょうか?
この節約により食費を減らせるほか、平均すると月に1kg前後ずつ減らすことができます。人によって差はあるでしょうがつらい割にあまり減らないというのも正直なところです。とはいえ緩やかに痩せることもできるのでリバウンドもしにくいというのがメリットです。習慣を少しづつ見直すという意味では体重減だけでなく自身の価値観を見直すという意味でもよい節約だと思います。
ただし1か月に何kgも痩せたいなら運動と併用したほうがいいでしょう。一部の動画投稿者は減量自慢でこんなに減らせたという人もいますが、おそらく専門家がバックについていて真剣に体づくりをしているか、単に話題作りで身体を壊しているかどちらかです。
とくに女性はホルモン変動の関係で食欲にあらがえない時期があります。私は医師ではないのでそのときであっても無理して断食しなさいとは言えません。ただしかといって際限なく食べてよいかといえばそうでもないでしょう。人間に適した体脂肪率は男性10~20%、女性20~30%と聞きますから、その範囲をキープできる食事量にしておくのがよさそうです。
男子15%女子25%
男性だと体脂肪率15%程度以下、女性で体脂肪率25%程度以下になると腹筋がきれいに見えます。そもそも腹筋は割れていて、腹筋の上についた脂肪が割れを見せなくしているだけなのですが、体が身軽になるだけでなく健康診断で痩せなさいと指摘されることもなくなります。それプラス、その体型をキープしたくなるものです。そもそも自分の体重ひとつ管理できていないのに生き抜ける人生が送れるわけもありませんから、節約も兼ねてトライしてみる価値はあるでしょう。
次回は消費習慣を変えるをテーマに考えてみたいと思います。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。

1日2食以下で過ごせ