みなさんこんにちは、マーです。
節約上級編の3つ目は、現金を持たないです。言い換えればキャッシュレス決済だけで生活をすることです。
現金を奪っていく見えない仕掛け
決済手段を変えるだけなのに有効な節約になるかと思われるでしょうが、街中には現金を失わせる仕掛けがたくさんあります。
例えばカプセルトイ。いわゆる「ガチャ」です。数百円と少額であることに加え、射幸心をうまく煽るそのワクワク感、さらにシリーズで揃わせたくなるおもちゃ自体の精巧な作りと、気軽に現金を使わせたくなる仕掛けが満載です。
これは考えてみれば他の無課金ビジネスに近いです。つまり気軽に入らせて少しずつ嵌らせていく手法です。これが悪とは言いませんが、何も考えずにはまっていくと欲しいと思わされているモノを得るためにお金を突っ込ませさせられる状態になります。言葉は悪いですが新興宗教で教団の利益のためだけに売りつけられた変なツボを買うのに近いのかもしれません。その瞬間は心から欲しいと思うのでしょうが、理性でなく感情のみで欲しいと思うものは、99%後悔しやすいでしょう。
失っても差し支えない金額ならばいいかというと、そうとも言い切れません。今の時代は中高年など多少お金に余裕がある層に向けたカプセルトイも多くあり、それを一切買うなとは言いませんが、蓄財の観点からするとお金の良い使い方かと言われれば判断の分かれるところです。
お祭りの屋台なども基本は現金決済なので、ちょこちょこと買わずに済みます。つまり現金を所持しないことで、ラテマネー消費を抑えることができます。
ただし一部で現金でないと利用不可のサービスがありますので、完全にキャッシュレスに移行させてくれないのが悩みどころです。
例えばコインロッカーやコンビニでの切手購入では現金が必要になります。切手の購入についていえば郵便局ではキャッシュレス決済に対応しているのですが、コンビニではクレジットカードや電子マネーで購入できません。そのほかにも行政サービスの手続きや医療機関での医療費、あるいは個人経営の飲食店などいまだにキャッシュレス未対応な場所もあり、それがかえって今使わなくてもよいかもと思わせるのはなんとも皮肉です。とはいえどうしてもキャッシュレス未対応の場所でも使わないといけない場合もありますので、スマホケースに数千円だけ仕込んでおいたほうが良いでしょう。
こう書くとキャッシュレスに移行したくない方から現金払いの良さを指摘されることがあります。例えば目の前でお金のやり取りが行われるため、キャッシュレスよりもお金を使っている実感が湧くとか、手持ちのお金以上のお買い物ができないため使いすぎを防げるというものです。これは一理あります。ですが、そもそもキャッシュレス決済しかできない状態で歩くことでつまらない消費をそもそもしなくなるので、メリットのほうが大きいと思います。もちろん使い過ぎてしまうことを危惧されるからだと思うのですが、今回の話題は蓄財の上級編なのですからそもそも使いすぎを心配する方は他の初心者編をすべてこなして100万円の壁を突破してから取り組んでください。そのころには自制心が芽生えてきているはずです。
節約上級編の次回は付き合い習慣を大きく変えるです。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。

決済習慣を変えよ