みなさんこんにちは、マーです。
今回は前回の続きです。ゴミをどう見分けるかを考えてみましょう。
買ったものについていた包装や生ゴミなどわかりやすいものはゴミであるのでそれは言うまでもない、という前提で書きます。
期限切れは、いらない子。
消費期限の切れた食材や利用可能期間の切れたクーポン券など、使用期限を過ぎてしまったものはどう考えても不用品です。
使い切れなければ終わりです。そうした期限付きのものは使い切れる分だけ手にしましょう。
浅ましく何でも欲しがろうとするのは、本当は恥ずかしいことです。
1秒でも持っておきたくないものも、いらない子。
食事で出た生ゴミや異臭を放つとか不衛生なものはゴミです。
え、これってわざわざ書くまでもないでしょ?って思ったそこのあなた。
世の中には汚部屋という「ステータス異常状態」があって、ゴミ捨てをサボるとどんな高級邸宅も陥る状態異常なのです。
しかもこの状態に陥ると、中にいる人も汚部屋は正常と錯覚してしまうのです。
汚部屋は永続的なステータス異常
ただの「混乱状態」なら殴打や戦闘終了で回復しますが、このステータス異常だけは本人の意識が変わって実際に掃除しない限り永続的に続くステータス異常です。
私もいくつか見てきましたが、特効薬がないのです。強いてあげれば汚部屋の住人にはお近づきにならないことです。
つまり、1秒でも持っておきたくないものをそのまま放置している人は他人からも放置されやすい、ということです。

汚部屋をステータス異常っていう人はじめて見た。
負の感情にさせられるものも、いらない子。
それを見ていて気持ちよくならないもの、具体的には過去に別れた恋人からの贈り物や、不健康になるとか中毒性が高いなどの理由で持っているだけで辞めないといけないことを認識させられるとか、見るたびに何らかの負の感情を感じさせられるものは不用品です。

見るたびに負の感情を思い出されるのは良くないってことか。
ただし税金等の義務を督促されている書面など、あなたが何かをしなければいけないものは含みません。それは捨てていいものではなくあなたに課せられた義務なので、放置すればあなたが責任を問われるだけでなく延滞金など余計な負担まで背負うことになります。

それは目を背けちゃいけないやつだ!
過去1年使っていないものも、いらない子。もうええでしょう?
まだ着られるとかまだ使えると思っていつまでもタンスやクローゼットにしまっている衣類やバッグなどありませんか?資格や語学学習のために買ったテキストと問題集はありませんか?
痩せたら着られるとか、時間があれば勉強するとか、「たら」「れば」というなんらかの条件でお蔵入りになっているもの。
それで痩せました?
読んで解きました?
できてないでしょ?

あぅ……
見るたびにやらなきゃと感じるってことは、それだけ後ろめたさがあるということです。
本当に追い込まれている人はもうやっている人です。やっていないということは、そういうことです。もうええでしょう?
もうやめて!ライフはゼロよ!!
申し訳ないけれど、ずっと「たら」「れば」で逃げてきたのではありませんか?
今の体型、姿かたち、住環境、考え方に至っているのはすべて過去の蓄積と言えます。
もしあなたがどうしようか迷っているとか後ろめたさを少しでも感じるものがあるのなら、もう引導を渡してあげましょうよ。ずっと奥深くにしまわれているものたちがかわいそうです。

思い当たる節がありすぎてエグい……
もったいない?そのMOTTAINAIで思考停止するほうが、もっと「もったいない」
かつてケニアの環境副大臣を務めたワンガリ・マータイさん。
日本語の「もったいない」とは資源の有効活用3R(Reduce、Reuse、Recycle)を一言で表すこと、そして命の大切さやかけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)という意味も込められていることから、環境を守る国際語「MOTTAINAI」として全世界に発信しました。

いい言葉だと思うんだけどな
ところがどういうわけか「手に入れたものを捨てるのはMOTTAINAI」と勘違いする人もいるようで、なんなら物が多いほうが豊かであるとすら感じている人は多いものです。
もうシェアとかリサイクルとか当たり前の時代なのに、たくさんの物にホコリをかぶらせて、しかも探そうにもすぐに見つからない。
もはや、物の奴隷にさせられているような状態だと思いますが、違いますか?
手元で死蔵しておくことを有効活用とは言いません。
追い打ちかけてゴメン とりあえず分けよう
金融関係の大事や書類や大切な思い出、また防災用品など本当に捨ててはいけないものは別にして、上記で挙げたような捨ててよいものは結構多くあります。
手元にあると全部貴重品に思えてくるから不思議なものです。

手元にあると貴重品と感じちゃうんだよ~
いきなりミニマリストよろしく、何でもかんでも手放すことで家族の持ち物や必要なものまで捨ててしまう危険性があります。
なので不用品はゴミ箱に、また迷うものはいったん別の場所に保管して、数か月たっていらないと思ったら捨ててしまうというのも一つの手です。
あなた「コレ売れるかも?!」⇒リサイクルショップ「そんな価値あると思ってた?w」⇒あなた「増やすの辞めよ……」を痛感する修行
ゴミを見分ける力を養うためにリサイクルショップやフリマアプリを使う手もあります。
ただし、これは劇薬です。

劇薬なの?
いらないものをまとめて、とりあえずリサイクルショップに買取希望として出してみるのです。
すると面白いように買ってもらえません。
まとめて持ち込んで、場合によっては引き取りに来てもらって、などとかけた時間と手間の割に提示されるのは二束三文。
場合によっては「製造年から結構経過しているのでうちでは買い取れません」と言われて終わりです。
フリマアプリにも出してみても、他人の手あかがついたモノを欲しがる物好きはそうそう居ません。

本当に買い取ってもらえない。売れても二束三文。これありますねぇ。
結局、あなたが喜んで買っていた品々はあなたにとって貴重かもしれないけれど他人にとってはそこまでの価値がない、という当たり前の事実に気づかされます。
そういう経験をたくさん積むと、むやみに物を増やそうとは思わなくなります。
いわば物欲を減らすための修行です。
「捨てる」じゃなくて「セカンドライフを与える」
というわけで捨てられる人はバッサバッサと捨てられますが、たいていは捨ててよいのか迷うから判断できないのです。
そのまま時間経過しても誰も指摘しないから、結果的に物がたまるわけです。
というわけで、次回は断捨離実践編「保留ボックスに移す」について考えてみたいと思います。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。

お世話になったアイテムたちにセカンドライフを
生きぬく!研究所 
