【断捨離実践編③保留ボックスを活用せよ】迷える子羊には時間が必要|迷った不用品の整理術

みなさんこんにちは、マーです。

今回の断捨離は保留ボックスに移すことを考えてみます。安心してください。すぐには捨てませんよ。

まずは大きな段ボールを用意するだけ

やることは難しくありません。必要なのは大きな箱だけです。
箱さえ見つけたら、あとは一つひとつ片っ端から置かれた物を手にして、自分の直感で一気に判断するだけです。
判断は「いる」「いらない」と「保留」のいずれかです。

いるかいらないか、偉い人にはそれがわからんのですよ

この判断は熟練度が必要です。
初心者であればあるほど少しでも迷い、結果的に大半は「保留」となるでしょう。ですが、それでいいのです。
まず、今の自分にとって「判断に迷うもの」という認識ができた。これで充分です。

あなた
あなた

いるかいらないか、それか判断に迷うものか

当然「いる」ものは残すべきだし、「いらない」ものは即捨ててください。
そして「保留」はすべて先ほどの箱に入れるのです。すべてですよ?すべて。

「保留」ばかりなんだが?w

慣れてくれば自分に必要な持ち物は案外多くないことを悟るようになります。
そうなれば「保留」ではなく「いる」「いらない」のどちらかにすべきか即断できます。
しかしいきなりその境地に達するのは難しいので、まずは保留としておきましょう。

あなた
あなた

やってみたら保留しかないw

そうなんです。捨てないといけないとわかっていても保留ばかりだと気付きます。
それでいいのです。保留ということは、捨てたほうがいいかもしれないけれどなんらかの引っかかりを感じるということ。
その直感を忘れずにどんどん仕分けをしていきましょう。

保留にぶち込むだけの簡単なお仕事に数か月?!

とりあえず、1部屋分丸ごとやるとなると想像以上に時間もかかりますし、何より脳が疲れます。
無理しないで、このエリアだけとかこの棚だけ、のように細かい範囲だけに絞って進めてみましょう。

あなた
あなた

1つずつできる範囲だけやっていくのね。

それを数日、いや数週間、下手すると数か月かけて進めていきましょう。
そんなにかかるの?と思われるかもしれませんが、本当にそれだけかかります。

みんな1,000個以上持っている

例えば4人家族で6畳間3部屋を考えてみましょう。
部屋には収納があり、押し入れがあり、いたるところに棚や引き出しがありますよね。
人によっては部屋にそのまま直置きしても平気、という人もいるでしょう。

一般的には一人あたり1,000~1,500個の持ち物を持っているといいます。
4人家族なら4,000~6,000個、もしコレクターがいればその数倍の持ち物があると考えられます。

あなた
あなた

結構、みんな物持ちねぇ。

仮に家庭内で4,000個の物があったとして、毎日100個ずつ要不要を判断してみましょう。すると40日間かかります。
これを労働日数で置き換えて考えてみると、週休2日なら毎月22日の労働日数ですから約2か月分です。

要不要を判断するだけで2か月分タダ働きに相当?

ちょっと見出しを盛ってしまいました。しかし4人家族の家庭なら概算でそれだけの時間を要するということです。
持ち物が多いということは、捨てていいかわからないけれどとりあえず持ったままにしている保留物が大半で、それらをどうするか判断するだけで2か月分のタダ働きをするようなものです。
結構大仕事ですよね。

あなた
あなた

住宅1軒分って考えると、相当エグい。

2か月あれば何か別の副業もできたかもしれませんし、かけた時間は戻ってきません。

そもそもそれだけのお金をかけてなぜ買ってしまったのでしょう?失った金額分稼ぐことはできても、なぜ買ったのかという思いはずっとついて回ります。

勘のいいガキは嫌いだよw

そう、物が多すぎると気づくのです。
それは「多すぎる物量は資産を奪う」ということ。

あなた
あなた

物の存在が資産を奪うの?

それは単に購入額が多いからというだけではありません。
維持管理だけでなく最終的に処分することまで考えると、時間、お金、手間暇、ことによっては思考力までも奪っていくのが持ち物であって、それを大量に維持したままであれば相応のコストを支払っているとも言えます。

あなた
あなた

場所だけでなく手間暇や思考力までもかけているのね。

そのせいか貧乏人ほどやたら持ち物の数にこだわるのに、お金持ちほど持ち物が少ない傾向にあります。
さらに持ち物を増やそうとするか、積極的に持ち物を減らそうとするか、ひいてはこの差が資産格差につながるのだろうと思います。

サンクコスト無視が最適解

結局、物があると時間やお金を失いやすいということです。
じゃあ捨てればいいじゃない?と思うのですが、人間悲しいもので、普段は何も感じないのに、物を手放す段階になると途端に惜しくなるものです。
昨日までその物の存在すら忘れてたのに、現金なものです。

あなた
あなた

わかる。捨てようと手に取ったとき、なんだかもったいなく感じるんだよね。

サンクコスト(埋没費用)という概念があります。
平たく言えば「それまでに投入した時間やお金」というものですが、それを惜しんでそのまま放置するとずっとそれに囚われ続けることになります。

寝かせた分、冷静に判断できる。いったん受け止めよう。ね?

物を増やしすぎたことは、いったん受け止めましょう。
受け止めたうえで捨てましょう、と言いたいところですが、さすがそれは酷だと思いますのでいったん保留ボックスにいれましょう。

あなた
あなた

いったん保留で様子見ね。

保留ボックスにいれて数か月たったらあらためて見てみましょう。
きっと保留ボックス内の物はほとんど捨てられるはずです。
それでも捨てられないならば「いる」に移せばいいのです。

保留ボックスに入れてる時点で、絶対になければ困るものではないということ

もうわかっているんでしょう?
保留にした時点で「捨て」もあるかもしれないということ、を。
だって絶対になければ困る物ならば、そもそも保留という選択肢はとりませんよね。

迷うのは使用価値や資産価値だけでなくて、思い出が詰まっていたりするから

いろいろな感情が含まれているからこそ時間を使うのです。
いったん保留にしてみて、自分の中で思い出を昇華させる。
そのうえであえて残すか、持ち物と一緒に気持ちの整理をつけるか。

断捨離というより自分の気持ちと真摯に向き合うこと、それが大切なのかもしれません。

あなた
あなた

向き合うって大仕事なんだね。

次回は衣類について考えてみます。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

マー
マー

愛に時間を