みなさんこんにちは、マーです。
今回は「仕事の棚卸」について考えてみます。
FIREなのに仕事だってお
o゚((●)) ((●))゚o wwバンバン
FIREを目指すなら、もう仕事は関係ないと思っていませんか?
それは半分正解で半分不正解です。

FIREしたら働かないんじゃないの?
業務をこなすスキルを棚卸する意味では、FIREには関係ないでしょう。
そうではなくてもっと普遍的な能力、例えば教養やお金の知識、うまく人づきあいできるか、などといった人間として持っておきたい基本的なスキルは学校より仕事で身に着けたという人が多いと思います。

社会人なら1つや2つは持っているスキルってあるよね。
おそらく読んでくださっている多くの方は社会人の方だと思いますが、業務スキルだけではなく社会人としてのふるまいもふくめて、あなたがもっている経験や知識を棚卸ししましょう。
そのなかで人との交流がうまいとか、このジャンルの仕事は適性がないとか、あなたの得意不得意を洗い出してみるのです。

あんまり得意なことないかも……むしろ不得意はいっぱいある……
得意とは、あなたが苦労せずできることでいいのです。
他人が1日かけて行う事務作業もあなたなら半日で終わるのなら、それは得意とカウントしましょう。
逆に「やりたくない」と感じた仕事があるのなら、それは不得意に位置づけましょう。
あなたも私も神様ではないのですから、すべて完璧にこなせる人などいません。
けしてFIRE前と同じことをやる必要はないのです。
あくまでも自分のもっている適性や回避すべき分野を洗い出してみましょう。

他人の気持ちはビンカンに感じるよ、ってのでもいいの?
そうそう、ありましたね得意分野!
そういうのでいいのです。
世の中は私みたいに鈍感な人もいっぱいいます。むしろそういう適性あるのって、すごくうらやましいですよ。
からの、スキル発掘
得意と不得意の仕分けをしたら、その中から「FIRE後にも活かせそうなスキル」を探してみましょう。

スキル?できることってこと?
それは資格や語学力といった「見えるスキル」かもしれませんし、空気を読む力、調整力、文章をまとめる力といった「見えにくいスキル」かもしれません。
「自分にはたいしたスキルがない」と思っていても、意外に日常の中で自然に発揮している力はあるものです。

笑顔でいる、ってだけでも立派なスキルだよね。
また同時に「絶対に選んではいけないスキル」も探しておきましょう。
好奇心があればあるほどやってみたくなる気持ちは生まれるのですが、得意不得意は誰にでもあるもの。
「下手の横好き」で手を出して各所に迷惑をかけてしまうことは、できれば避けたいものです。
ときには「餅は餅屋」でお任せするか、趣味レベルでとどめておきましょう。結果的に、それがあなたも含めたみんなの幸せにつながることもあります。

”絶対アカン”を選ぶのは避けよう、ってわけね。
棚卸しで見つける社会貢献スキルの発掘
仕事経験を整理していくと、「これは新しい社会貢献につながるかも」というスキルも見えてきます。
たとえば営業していた経験があれば「傾聴するスキル」は取材やコンサルティングに活かせますし、マニュアルを作った経験があれば「情報を整理して伝える力」にもつながりますよね。
完全に引退するだけがFIREではありませんので、誰かの役に立つということも視野に入れるとFIREの意義も見えてくるでしょう。
労働に縛られない、新しい人生設計
なんだかあやしい生命保険のパンフレットみたいな見出しになってしまいましたw
こと日本ではワークエンゲージメント(仕事にやりがいや熱意がある状態)が数%しかないという「仕事にやりがいを見いだしにくい」労働環境が、ほぼすべてである状況です。
理由はさまざまでしょうが、わたしは単に日本国内の労働環境が制度疲労を起こしているものだと思います。

もう賞味期限切れってこと?
私はそこまで言っていませんが、そういうところは多いかもしれません……もちろんそうでないと信じたいですが。
いわゆるJTC(「Japanese Traditional Company(伝統的な日本の企業)」)と呼ばれる昭和や平成初期の価値観を引きずった企業にありがちな施策を見てもワクワクしませんよね。
だって、むかしながらの「社内イベント強要」「充実した福利厚生」「企業理念の浸透」「ゆかいな仲間たちと仕事ができる」……。
たいして給与も上がっておらず、また余暇の時間も少なく終身雇用などとっくに崩壊しているのに、これでイケると思っているほうが正直どうかしていませんでしょうか。

前にいた会社は給与手渡しだった……そういう不可解なこだわりを発揮するのもJTC
偉い人には本当にそれがわからんのですよ
ほんとコレです。
経営者が考えている「ぼくのかんがえたさいきょうのやりかた」は、もはや通じません。
なまじ昔の成功体験を知っているだけに求められているものが変わったことに気づかないのであれば、ワークエンゲージメントなど上がりようもないでしょう?

「つらいことがあればみんなで飲めば大丈夫だ」って言われたことあるよ。
飲んでなんとかなるなら、もうなっていますよね。
なっていないんですよ。人手不足で現場は疲弊し、さらに人が辞める悪循環。
今を生きる人は、どこかの会社だよりではなく新しい人生設計を組み立てて実践していくことが大切です。

新しい人生か、やらないにしても考えておく必要はあるかな
そのための「仕事の棚卸」です。
それは言ってみれば、「自分が何を大切にしたいか」を浮かび上がらせることです。
新しい仕事をするというだけでなく、例えば人と関わるのが好きならばコミュニティやボランティア活動で活かせるでしょうし、一人で黙々と作業するのが好きなら在宅ワークやブログ運営に向いているでしょう。
どう暮らしたいかのための棚卸し
結局「仕事の棚卸し」とは、自分の経験をただ整理するだけでなく、FIRE後の人生をデザインするための基盤づくりです。
もしお時間に余裕があるなら、今日の一歩として紙に「自分が苦労せずできること」を3つだけ書き出してみてください。
それが、あなたのFIRE後の可能性を広げる最初のスキル発掘になるはずです。
次回は、資産運用に頼らないでFIREできるかを考えてみたいと思います。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。

過去のスキルを洗い出せ
生きぬく!研究所 
