【家計節約上級編⑪自家用車を捨てる(現実対策編)】小さなクルマで大きく守れ!財布と理性

みなさんこんにちは、マーです。

今回の家計節約上級編は自家用車を捨てられる方と捨てられない大多数の方に向けた現実的な対策についてです。

手放せばすべてスッキリ

自家用車を手放せられると自家用車に関するすべての費用をカットできます。

自動車税、駐車場代、ガソリン代、自動車保険料、車検費用、オイルやタイヤ交換などの維持関連費用。ざっと思い付くだけでもこれだけ出てきます。

特にガソリン代は政府が全く下げる気のない暫定税率(1リットルあたり25.1円)のほかに消費税まで分捕っていく二重課税となっています。

廃止の話題も出ていますが、政府が先延ばす、あるいはやらない可能性もあることを考えると当てにできません。

あなた
あなた

わかる。失政ばかりなのにお金を分捕ることに関してはやたら速いし。

とかく維持するだけで資産形成の障害となるのです。

それゆえ蓄財論者は手放せと言いますが、実際に生活で自家用車を使う頻度や価値が高いのであれば手放さないのも一手です。維持費用が丸々浮く以上にレンタカー代やタクシー代がかかるのであれば意味がないからです。

その辺はライフスタイルと照らし合わせて考えてみてください。

手放せないならなんとか折り合いをつけましょう

私も含め、多くの人が考えるのがこちら。どうせ持つなら負担が少ない選択肢を取りましょうということです。

ただし先に言っておくと何でもかんでも軽自動車がいいとは考えていません。

軽自動車は税負担も小さく小回りが利いて楽なのですが、長距離移動するにはパワー不足で運転中のストレスは感じやすいし、小さなエンジンで高回転まで回す分、燃費はハイブリッド車両に劣ったりします。

あなた
あなた

高速道路を軽自動車で走るとなんか疲れる。パワーって大事ね。

まずは車両購入について考えてみましょう。

自家用車は買って終わりではありません。乗っても乗らなくても維持費はかかります。

買うだけでなくその後にかかる費用も考えると闇雲にグレードの高い車両を買うというのはなかなか恐ろしいものです。見栄でなくあなたの使用価値や維持のしやすさから選んでみましょう。

誰も見てないってば

よく考えてみてほしいのですが、高級車を買ったからと言ってあなたのグレードが上がるわけではありません。

もしポルシェやフェラーリがそばを走っていたとして、あなたはその高級スポーツカーに反応こそすれど、そのドライバーまでは気にしないはずです。

持ち主は見られているものだと自意識過剰になりがちですが周囲はどうでもいいと思っている、そういうものです。

あなた
あなた

クルマはみられても、あなたはみられていない。せつない!

見栄や上級志向から高級車に走りがちですが、他人は関心を持ってくれず維持費は爆上がり。なんならあなたをお金持ちと勘違いした詐欺師ばかり引き寄せる可能性すら全然あります。

そもそもそんな高級車をいつでも買えるくらいまで資産を持てば、わざわざ持ち物でお金持ちマウントをとる意味すらなくなります。

小さいクルマでいいと思う

そう考えると軽自動車も含めた小型車は一考の余地があります。

車両価格と税金が安いことは維持費が安いということですし、小型車ゆえに燃費も悪くない。

何より詐欺師があなたに近寄ってきません。もしかしたらそれが最強の選択メリットかもしれません。

鑑識眼勝負

節約界隈では新車より中古車でいいと勧められる場合が多いですが、個人的にはお好きにどうぞというところです。

あなた
あなた

この手のサイトで「新車でもいい」って言う人、あんまりいないよね。

中古車は当然ですが1台ずつコンディションが異なります。

使用されてきた状態によっては手を出さないほうが良い個体もたくさんあります。海岸沿いの塩害車は潮風による腐食が、また積雪地域の雪害車は融雪剤による車体の劣化が問題です。なかには洪水等で水没した車両もあるでしょう。

あなたの街はそんな地域じゃないと考えるかもしれませんが、動産である以上、いくらでも移動して持ってこられるものです。

安物買いの銭失いってことも

また修復歴があると車両の基本的な躯体に影響があります。あまり価格のみで決定するのは早計でしょう。

さらに中古車が安いとは限らないのです。

数年前は半導体不足で、新車生産が滞ったときは中古車が新車より高く販売されていたこともありました。

そもそも目に見える部分だけで判断できないし、そういった面倒くささを考えると新車というのも一つの手です。ただし分相応の購入額に収まるなら、という前提付きです。

無理して背伸びして購入して、使用価値以上に資産を減らすのはもったいないと思います。

ディーラーの鎖がついた高級車でイキる令和式の罰ゲーム

現金一括で買えば一番楽ですが、なかには残価設定ローンでなんとか高級ミニバンに乗れるようになった人もいるでしょう。個人の考えですから構いませんが、残価設定ローンはユーザーにメリットが薄く、場合によってはさらにお金を請求される悪魔の契約です。買ったはいいものの過走行で残存価値を下げたくないとか少しでも傷つけたくない、そんな思いをしながら維持するのは、もはや罰ゲームですよね。

あなた
あなた

「残クレ」って言葉も知れ渡っちゃったもんねー

あとできることは自動車保険で対人対物無制限に加入しつつも、使うと等級の上がる車両保険はできるだけ加入しない。低燃費運転に気を付け、そして安い駐車場を探すことでしょうか。

特にアパート住まいでも大家さんと駐車場代を交渉することは可能です。

もし月額1,000円安くなるのなら、それはつまり年間30万円分投資して年間12,000円の不労所得を得たようなものです。

数円の安さのためにいくら犠牲を払う気なの?

最後にガソリン代を1円でも安くしようと最安値を探す人も多いようですが、正直私はお勧めしません。仮に2円安いとして30リットル給油したら差額60円、そのためにガソリンを消費して給油行列に5分10分待つことはあまり意味がないと思います。

待ち行列に時間をささげても何もいいことはありません。

あなた
あなた

単価が2円安いだけで渋滞が起きる。トータルでも100円くらいしか安くならないのに「安い」ってだけで思考停止してしまう人が多いってこと。

ほかにもいろいろありそうですが、ひとまずここまで。

次回の家計節約上級編は家族の理解を得るについて考えてみたいと思います。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

マー
マー

自家用車は人格と蓄財リテラシーをあばく恐ろしい子