みなさんこんにちは、マーです。
今回は「FIREとは整えること」について考えてみます。
逃げろ!!自動操作で排除するまで追ってくるぞ!!

FIREって、結局、勤労からの逃避なんじゃないの?
FIREすることは「逃げ」や「怠け」と、よく誤解されがちです。
それはそうですよね。
金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)の中央値が230万円しかない(金融広報中央委員会[令和5年])のですから、多くの人は働かなければお金に困る国なのです。
そんな終身労働確定みたいな世界線でFIREなどと言ったら、反感を食うのは明らかです。
悪魔的終身雇用……!
考えてみてほしいのですが、労働は良く生きるためにお金を稼ぐ手段であって、生きるために労働を強いられるのはどう考えてもおかしいでしょう。
そういうと勤労は国民の三大義務だと反論する人がいます。

国民の三大義務は勤労・教育・納税だったよね?
確かに日本国憲法第27条を見ると「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。」とあります。
ほら、義務じゃないかといわれそうですが、同じく憲法第25条には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」とありますし、憲法第18条では「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない」とあります。
労働義務、ウソ説
こう考えると、勤労とは権利であって法的に強いられているものではない、と考えられます。
そうでなければ労働していない学生や年金受給者、また求職者などの人達はそれだけで法律違反というおかしなことになりますよね。
大丈夫。早く終身労働の世界線から脱しましょう。
FIREで「ととのう」
FIREが最終目的ではないのですが、そこに向けてできる行動は自分を整えるための行動だと思います。
環境、仕事、そして人間関係といった生きるうえで発生するノイズを減らし本来の自分に立ち戻る、このプロセスが結果的にFIREに向かうものだと思います。
お金に物を言わせて豪遊する大富豪になろうというのではありません。
モノ、空間、時間、お金など、何をどう持てば落ち着くのかは人それぞれです。
断捨離やミニマリズムの先にFIREがある、そんなイメージです。
新コマンド解放「どう関わるか?」
資産形成を続けていくと人生の選択肢が「働く」一択だったのが、「働く」と「働かない」の二択になります。
それも進めていくと、さらに「どう関わるか」の選択肢が増えます。
完全リタイアしても、たぶん最初の数か月しか楽しくありません。
それはきっと自分だけが楽しくても面白くないから。
労働で時間がないのも悩みですが、「労働しない」にも悩みは出てくるものです。

ずいぶんぜいたくな悩みね
そうすると「ゆるく働く」「創作する」「誰かに貢献する」ことも新しい選択肢として考えておく必要があります。
考えることばかりではありますが、「終身労働せざるを得ない」状態よりははるかに楽しい選択肢だと思いますし、自分もそうなれるように資産形成を続けています。
争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない!!
競争から降りられることも、「ととのう」効果の一つです。
ネット上では「これだけ金融資産がないとFIREできない」とか一部のFIRE成功者が幸せアピールしていたりしますが、それはあなたにとって関係ないことです。
だって生活環境が違うし、そうした人たちが持っていない大切なあなただけの存在をあなたは持っているからです。

他人とおなじ土俵にのらないってことね。
「金持ち喧嘩せず」とはよくいったもので、そんな比較競争に巻き込まれるよりは自分のペースで「ちょうどよく暮らせる道」を探すほうがよっぽど大切だと思います。
「いくら必要?」より「どんな一日を過ごしたいか?」
お金のことは考えなければなりませんが、どうせ考えるならどんな生活だと理想的なのかも想像してみるといいと思います。
人によってはショッピングで値札を見ずに買い物したいとか、いつでもおいしいものだけを食べ続けたい人もいると思いますが、そればかりが理想とは思いません。

お金をかけないと理想的な生活は楽しめないんじゃないの?
家族と散歩する、静かに読書する、未来に思いをはせる。
そんな一見お金をかけないようなことでも、それがすぐに出来る環境というのはとても貴重な人生だと思いますし、そうありたいとも考えています。
目指すだけでも意味がある
それができるのも「整えるFIRE」になるのではないかと思います。
”地下労働”ではないにせよ「終身労働」では得られない充実、これを目指すだけでも人生は少しずつ良くなっていくのではないでしょうか。
私も目指しています。一緒に頑張っていきましょう。
「整える」といえば、物理的な断捨離も重要です。
次回は、FIRE前にやるべき断捨離について掘り下げてみたいと思います。以前の断捨離記事のおさらいになります。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。

FIREは人生を整えるための手段。
生きぬく!研究所 