資産を購入する(購入基準編)~お金について考える

みなさんこんにちは、マーです。

資産を購入する際にどう買ったらいいのかわからない、という人が多いと思います。これについては投資方針は人それぞれだから人による、というのが結論で、とても身もふたもない話です。

とはいえ、それではあんまりなので私の場合における購入基準をまとめたいと思います。これは現時点での考えですので時代背景や経済状況によって今後変わるかもしれません。またこれを参考に資産を購入しても、私は責任をとれませんのでご了解ください。そもそも自身で購入した資産に対して他人に責任を問う時点で大人でなくただのお子様です。お子様には何もしてあげることはできません。

前回でもお伝えした通り、私自身は以下の3種類の資産購入を行なっておりますので、これを簡単ながら説明したいと思います。

①国内高配当株

日本国内に本社を有する企業で、かつ投下資金に対して配当金額を多く出してくれる銘柄の株式です。おそらく誰でも聞いたことのある大企業ばかりを中心に買っています。

株式購入の際には様々な指標を見ますが、私の場合はそれに加えて企業のIR情報(Investor Relations(インベスター・リレーションズ)情報)、つまり財務状況や過去10年程度の決算情報など投資家向け情報も見たうえで購入判断しています。これはIR Bankというサイトを参考にしていて、利益剰余金(企業が生み出した利益を積み立てたお金で、会社内部に蓄積していお金)は積み上げているかとか配当性向(後述)は問題ないかなどを見ています。

指標については大雑把に以下の通りですが、現時点の数値でしかなく今後の伸びしろなどを考えたりするのであくまでも参考値として利用しています。

(1)PER(株価収益率、Price Earnings Ratio)

 株価1株当たり当期純利益の何倍になっているかを見る指標。PERが低い銘柄は割安、高い銘柄は割高傾向にあります。

 PER(倍)= 株価 ÷ 1株当たり当期純利益

(2)PBR(株価純資産倍率、Price Book-value Ratio)

 株価1株当たり純資産の何倍になっているかを見る指標。PBRが低い(1倍に近い)銘柄は割安、高い銘柄は割高傾向にあります。ただしPBRが1倍を下回ると解散価値を下回っていることを示します。

 PBR(倍)= 株価 ÷ 1株当たり純資産

(3)ROE(自己資本利益率、Return On Equity)

 株主が出資したお金(自己資本=純資産)を使って、どれだけの利益を上げたかを見る指標。ROEの数値が高いほど経営効率が良いと言えます。

 ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100

(4)配当利回り

 投資額に対する配当金の割合。経験則ですが、4%~5%あたりは高利回りかと思います。逆にこれを超えると無理して配当を出しているか不安になるので手を出しません。

(5)配当性向

 当期純利益に対する配当金の割合。高いから良いとは一概に言えず、例えば業績不振で当期純利益が縮小しても従来の配当水準を維持するために無理をしているとか、逆に成長途中の会社なので配当性向ゼロにして会社の成長に全振りするといった場合もあります。一般的な株主還元の目標値として掲げられる配当性向は20~40%程度になります。

②積立投資信託

いわゆる「つみたてNISA」です。分配金を再投資するよう設定しているので、理論上はこれが資産額を大きく増やすのに貢献しています。地政学や過去数十年の日本国内の失政から今後も米国一強が続くと考えているので、S&P500や全世界株に連動したeMAXIS Slimを購入対象としています。

③米国株

個別銘柄やETF(金融商品取引所に上場している投資信託)を適宜購入しています。円安ドル高傾向が続いており資産額が増えやすい状況にあります。

上記3種類を主に購入していて、基本的に売却はしません。売却すれば手持ちのお金は増えますが、その後継続して入る配当所得を失うということなので、よっぽど資金が厳しいかその銘柄に希望を持てなくなったときでなければ売却はしません。

あくまでも私の投資方針なので、購入と売却を繰り返してこまかく利益確定するとか、国内株式一択といったことを否定する趣旨ではありません。私に向いているのが上記だということです。

あなたが投資をする際の参考にしていただければ嬉しいです。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

マー
マー

いろいろな人の投資スタイルを参考にしよう。

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