みなさんこんにちは、マーです。
今回は支出削減について考えてみます。
支出削減は大きく2つあり、やるべき支出削減とやるべきでない支出削減があります。
やるべき支出削減は生活に影響が出ない固定費の削減
やるべき支出削減は、生活に影響の少ない部分での固定費削減です。いわゆる通信費とか生命保険料を見直すということです。

こまめに電気や水道を節約しているけど、違うの?
節約と聞くと安いスーパーをはしごするとか頻繁に照明のスイッチをオフにするとか苦行を強いられるような節約方法を想像する方もいますが、それは労力のわりに支出は下がらず、むしろ節約ストレスから突発的に散財するという謎の支出促進を自分に課すだけです。
節約だけに限らずですが、効果を確認せずやった気分で満足するのは無意味です。
通信費、生命保険料、サブスク代、光熱費……この辺から攻めるのが王道かな
生活に影響の少ない固定費として思いつくのは、通信費(スマホ代、携帯電話利用料、プロバイダ費用)、生命保険料、サブスク代、光熱費(電気代、ガス代)です。
中には自動車関連費用も削減対象とする人もいますが、私はこれについて積極的な削減対象とはしません。なぜなら地方では貴重な交通手段であり生活に欠かせないものであるからです。

地方ってどの程度?30分に1本くらいは電車来るでしょ?
私の地元の駅はローカル線で各駅停車が1時間に1本、バスは1日3本で土日祝日は全便運休します。3大都市圏(東京・大阪・名古屋周辺部)にお住まいの方には想像つかないかもしれませんが、平成22年時点での通勤・通学者は鉄道・電車のみを利用する人が16.1%に対し自家用車のみを利用する人は46.5%いる(統計局)という調査結果があり、鉄道のみで生活していないエリアが国内の大部分を占めているのが実情です。
とはいえ高級車を持つ必要はありませんので、あくまでも積極的には削減しないという話です。
代表的なのは通信費、生保、サブスク、光熱費
1つずつ見てみます。まず通信費については、スマホ代やプロバイダ費用を見直しましょう。詳細は別途記載しますが、格安SIMや大手のサブブランドに乗り換えるということです。
乗換の手間はありますが、それを面倒くさがることで毎月何千何万円と支払い続けることになります。
つまり何もしないことに対して「ズボラ代」という費用を払い続けていることになります。

通信費くらいは見直したいな。でもギガも使いたい……。
民間の生命保険料もムダの塊です。そもそも私たちは公的医療保険(健康保険・厚生年金保険、もしくは国民健康保険・国民年金)に加入しているわけですでに疾病・負傷・死亡・出産・年金(老齢・障害・遺族)に対して備えているのです。
養うべき子供がいるから民間の死亡保険に加入するとか、将来の年金が不安なのでiDecoに加入するというのならわかりますが、それ以上の保険は安心感を得るためだけの消費でしかなく、保険会社の養分になりがちです。

生命保険加入は社会人のマナーかと思ってた。
サブスク代も見直してみる必要があると思います。毎月少額とはいえ辞めない限り永遠にかかる費用ですから、本当に毎月その費用分の支払う価値があるかをあらためて見直してみましょう。惰性になっているなら解約しましょう。

帰宅後の癒しまで減らしたくない……
光熱費も見直しポイントがあります。電力会社の乗り換えです。2016年4月に電力自由化されたことで、契約する電力会社を自由に選べるようになりました。これに伴い従来の電力会社もさまざまな電力プランを打ち出すようになりました。
ですが、かくいう私は従来の大手電力会社のままです。
さまざまな電力会社や契約プランを見たうえで、また東日本大震災で甚大な被害を受けた地域に住んでいますので、災害時の安定性を考えたうえで契約しています。これはあなたが満足できる電力会社や契約プランを考えてみましょう。

電気はどこも一緒でしょ?なら安いほうがいいかな。
自動車自体は捨てられなくても保険は見直せる
最後は自動車関連費用です。これは自動車を所有しなくても生活が成り立つ地域のひとであれば手放すのが最も効果的な支出削減になりますが、それが非現実的であるケースを考えた際、真っ先に考えるべきは自動車保険です。

自賠責入っているけど?
自動車も生命保険同様に公的保険(自賠責保険)がありますが、事故を起こして他人を死亡させてしまった場合の補償額が上限3,000万円であり、これは実際に交通事故の損害賠償判決で出された金額例(3億円以上)にほど遠い金額だったりします。
誰でも事故を起こす可能性はありますので、こればかりは民間の自動車保険に対人対物無制限に加入しましょう。ただし車両保険は割高だし保険を使うと翌年度以降の保険料があがってしまうため車両保険は契約せず貯金しましょう。

運転するなら対人対物無制限は入っておかないと、か。
上記以外のチリも積もれば的な節約は労力ばかりかかる割にほとんど節約できないただの自己満足で終わりますので、やるべきでない節約となります。
変動費よりまず固定費を見直そう
それ以外に変動的な費用も含まれてしまいますが、いずれにしても続けることとやめることをしっかり判断して対応しないとダメです。見直しを面倒くさがってズルズル引き延ばすのはあまり良い選択とは言えません。
次回以降は具体的な見直しを考えてみましょう。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。

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