【防災考察⑤】自宅の安全対策!家具固定・耐震グッズ・飛散防止で命を守れ!

みなさんこんにちは、マーです。
今回は自宅の安全対策について考えてみたいと思います。

あなた
あなた

えー?自宅にいれば安全でしょ?

いえ、地震で一番怖いのは、意外に「家の中」です。

室内を見渡してみてください。
家具があればガラス窓もあり、コンセントから電気が受け取れますよね。
それはつまり、家具が倒れ、割れたガラスは飛散、それに通電火災のリスクがあるということです。

室内にいるから安全とは限りません。

背の高い家具「私が眠ると、みんな死んじゃう」

就寝時に身長ほどもあるタンスが倒れてきて押しつぶされてしまった、という話は聞いたことがないでしょうか。
建物が倒壊しなかったとしても、家具が凶器になるということは考えなければなりません。

阪神・淡路大震災では、死者の多くが家屋倒壊や家具の転倒によるものでした。
近年の地震でも、負傷者の3~5割が家具の転倒・落下・移動によるものです。

あなた
あなた

怖っ!

タンスや食器棚の下敷きは避けなければなりませんが、もう一つ考えたいのは「避難障害」です。
倒れた家具がドアを塞ぎ避難経路を妨げられてしまうと、室内から出られません。

自分一人で家具は動かせないし、外部から助けに入ることもできない。
外に出られないガチの『脱出ゲーム』になってしまいます。

そのほかにもストーブなどの熱器具が倒れたり、家具の上に落ちたりすることで火災が発生する可能性があります。

あなた
あなた

家具って凶器になるんだ!

家具はできるだけ固定させましょう。
具体的には、耐震つっぱり棒やL字型金具などの家具転倒防止器具で壁や天井にしっかりと固定します。
とくに耐震つっぱり棒は家具の奥側、つまり壁側に設置すると、揺れによって抜けにくく効果的です。

重い家具には「家具固定+耐震マット」の重ねがけ

家具固定にプラスして耐震マットも有効です。
上下の揺れ・横揺れの両方をカバーします。特に冷蔵庫、タンス、また本棚など大きい家具に有効です。

わたしの場合は、倒れ防止板(家具の前脚にかませて後傾させる板)をおいて、壁に少し寄りかかるように設置しています。
また万が一、家具が倒れてもドアのない方向に倒れるように配置しております。これで家具転倒と避難経路確保を対策しています。

他にも「滑り止めパッド」「耐震ジェル」あたりは手に入れやすいので、はじめはここから対策してもいいと思います。

割れたガラスを「きたねえ花火」に絶対させない!

ガラスが割れても「飛散防止フィルム」でガラス被害を最小化できます。
これは地震だけでなく台風や防犯対策にもなります。

あなた
あなた

防犯?

ガラスが割れにくくなるということは、中への侵入を防ぐということ。
空き巣や強盗などの犯罪防止にも役立ちます。
すりガラスやスモークなどのプライバシーを守れるタイプもありますよね。

仮に割られても破片が飛び散らないため、いざというときにスムーズに避難でき、また掃除の負担も減らせます。
ガラスに貼りつけるだけなので防災投資としてもお手ごろです。

「耐震ラッチ」で収納の飛び出し防止

食器や本の落下を防ぐには「耐震ラッチ」も有効です。

耐震ラッチとは感知式センサーが揺れを瞬時に感知し、収納家具や食器棚の扉や引き出しがロックされる装置です。
いくら家具本体が倒れなくても、収納物が落下して負傷することは避けたいものです。

「感震ブレーカー」で通電火災を防げ

感震ブレーカーとは揺れで自動的に電源を遮断する装置です。
設置には電気工事が必要なものもありますが、バネや重りを使った簡易的な装置も発売されています。

また通電火災とは、地震などの災害で停電が復旧した際に、倒れたり破損したりした電気器具や配線が原因で発生する火災です。

東日本大震災本震で発生した火災の過半数が電気関係の出火だったといわれています。(出典:経済産業省『地震による電気火災対策』

深淵の闇にこそ威力を発揮するもの

あなた
あなた

は?!厨二かww?

停電時にこそ真価を発揮する『闇の灯』。それは「自動点灯ライト」や「蓄光ステッカー」よ……( `ω´)フフフ。

あなた
あなた

ヤバイ……イッちゃった

昼間に被災したとしても発災後は何もできずに日没を迎えてしまうものです。
街灯もつかない夜間にガレキの多い場所を移動するのは本当に危険です。

足元や階段の安全確保として有用ですし、ライトは普段の常夜灯としてもぴったりです。

究極は「置かない」

今までの前提を覆すようで申し訳ないのですが、そもそも凶器となりえるものがあるから危険なのです。
かといって何でもかんでも捨てればいいわけではないのですが、使っていない家具や家電は手放しましょう。

以前書いた通り、令和時代は所有物の多さで豊かさをはかる時代ではありません。
手放せるものは手放して、そのうえでベッド横に背の高い家具を置かないとか落下物の危険エリアを減らすなど対策しましょう。
災害時のケガ防止だけでなく避難経路確保にもなります。

あなた
あなた

「置かない勇気」もまた、防災の知恵ね。

家具の「永久『ビタロック』」で倒れない家づくりを

いつも暮らしている室内であっても、発災後は様相が変わります。
家具の転倒はあなたにケガをもたらしますし、通電火災といったリスクもはらみます。
もちろん家具や家電も壊れますから、いずれ買い替えしなければならなくなります。

「倒れない家づくり」は防災の第一歩です。
いきなり耐震性能の高い住宅に引越しなどしなくても、できることから耐震対策はできます。
その対策が生命や出費のリスクを抑えてくれるなら、これほど有益な投資もないでしょう。

あなた
あなた

食料とか水ばかり考えて、家具の固定ってなかなかわすれがちだよね

次回は「防災グッズの選び方」をどう備えるかを考えてみましょう。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。

マー
マー

家具を固定化せよ